生徒代表の言葉

桐蔭学園中等教育学校5年  真坂卓実

 こんにちは。私は桐蔭学園中等教育学校10期 5年D組 の真坂卓実と申します。
 桐蔭学園は今年で50周年を迎えました。50年前の日本は、終戦後まさに世界でも稀なスピードで経済成長を成し遂げている時であったと聞いています。しかし、今の日本はどうでしょう。財政赤字の問題、少子化による人口減少、エネルギー問題など、現在日本には多くの問題が存在しています。この状況を打開するために、私たちは何をなすべきでしょうか。
 日本にはつい最近まで、有名大学に入って一流企業に入社し幸せな人生を送るといった、いわゆる「成功モデル」が存在していました。しかし、時代は変わり、グローバル化が進む中で、その成功モデルはもはや効力を失ったと言えます。激動の時代を生き抜き、社会に貢献していくために私たちはどうすればよいのか。この課題に日々直面していると言っても過言ではありません。
 私は現在「模擬国連部」というクラブに所属しています。模擬国連とは、国連会議の形式で、参加者が加盟国各国の大使として、その国の立場から国際問題を討論し、解決策を模索するという活動です。会議の議題としては、児童労働、核軍縮、食糧安全保障など、実際の国連でも取り上げられる問題を扱います。私たちは2週間後に開かれる全日本模擬国連大会に出場することが決まりました。その大会で優秀な成績を収めると、来年の春、ニューヨークで行われる世界大会への切符を手にすることができます。それを目標に、日々努力をしています。
 また、今年の夏、私は読売新聞社主催の「ティーン特派員海外派遣プログラム」のメンバーに選ばれ、シンガポールとマレーシアを訪問しました。燃料プラントを見学し、エネルギー安全保障について、全国から選抜された8人の高校生と活発な議論を行うことができました。この経験は、私にとって自分自身、そして桐蔭学園、さらに日本を客観的に見つめ直すよい機会となりました。
私には夢があります。その夢とは「世界の人々を幸せにし、世界を舞台に活躍できる人間になる」ことです。これは小学生のときからの夢で、それを実現できる場所であると信じて、桐蔭学園に入学しました。在学中の今、桐蔭学園が、夢の実現へ向けて歩んでいける最適な場所であったことに感謝をしています。
 ミッキーマウスの生みの親である、ウォルトディズニーはこう言っています。
“The special secret of making dreams come true can be summarized in four C’s. They are Curiosity, Confidence, Courage, and Constancy.”
“夢をかなえる秘訣は、4つの「C」に集約される。それは、「好奇心」Curiosity,「自信」Confidence,「勇気」Courage,そして「継続」Constancyである。”
この4つをバランスよく持つことは、夢の実現へ向けて努力するうえでとても大切だと思います。
「自然を愛し、平和を愛する国際人たれ。」これは、桐蔭学園が50周年を機に新しく加えられた建学の精神の一項目です。これはまさに、今世界が求めている人材なのではないでしょうか。この建学の精神を体現する卒業生が各方面で活躍することで、より良い日本と世界を作ることができると思います。卒業生の皆様がこの桐蔭学園に残された伝統を、在校生全員が大切にし、建学の精神に掲げられているような人間になり、桐蔭学園をより良い学校にすることができるよう、ウォルトディズニーのいう4Cを持ち努力し続けます。
 私も、私の子どもや孫に胸を張って「あの」桐蔭学園出身だと言えるよう、進化し続ける桐蔭学園に精一杯貢献するべく、全力で頑張りたいと思います。