月別アーカイブ: 2021年7月

1学期終了、朝会を実施しました

桐蔭学園では7/19(月)で1学期が終了、朝会を実施しました。

通常はシンフォニーホールで朝会を行うのですが、コロナ禍においては私(岡田)のメッセージ動画を各教室で視聴する形をとっています。

高校3年・中等6年に対しては、受験生としてこの夏をどのように過ごすか──明確な目標設定をした上で「逆算の発想」で取り組むこと──について強調しました。

それ以外の学年に対しては、自分の職業について考える際のヒント──自分が一番好きなものは仕事にしない方がよい、仕事にすべきは「使命感」を抱けるもの──について話をしました。

生徒たち、よく聴いてくれたようです。

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哲学者である森信三は次のようなことを言っています。

「人は生まれ落ちた瞬間に、全員が天から封書をもらってきている。その封書を開けたら、あなたはこういう生き方をしなさいと、その使命が書いてある。しかし、多くの人がその封書に気付かず、1回も開けないまま人生を過ごしている」

なぜ気付かないのでしょう。私は、広く多くのことを経験していないからだと考えています。自分の使命。人生をかけてやりたいこと。決して食わず嫌いをせずにいろいろなことを経験し、自分の使命を見つけ出してほしいと願っています。

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桐蔭生の皆さん。夏休みが終わり、一回りも二回りも成長した皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

 

帰国子女対象説明会を実施しました

7/17(土)、帰国子女対象説明会を実施しました。300名ほどの皆様から事前申し込みを承りました。ありがとうございます。

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まずは私(岡田)より桐蔭学園の学びについて説明いたしました。

「現在のコロナ禍に象徴されるように、今後、私たちは今まで経験したことのない事態が起きる時代を迎えることになるでしょう。そのような時代に求められるのは、自ら考え判断し行動できる人物にほかなりません。桐蔭学園ではそのような人物を育成すべく、アクティブラーニング型授業、探究(未来への扉)、キャリア教育の3本柱のもとで新しい学びを展開しています。大学入試を乗り越えられる力を育成することははもちろんですが、その先、つまり大学入学後、そして社会に出てから力強く歩んでいける人物を育成する、新しい進学校を目指しているのです」

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今回は帰国子女対象説明会ということで、特に皆様の関心が高いと思われる英語の授業についての説明、さらには「グローバルラウンジ」についての説明へと進んでいきました。

「グローバルラウンジ」とは、英語を使ってネイティブ教員や友だちとコミュニケーションを取ることができる空間。生徒たちは気軽に立ち寄り、英語を通じてさまざまな体験をしています。また、英検をはじめとする資格・技能試験に対するアフタースクールプログラムも行われています。

「グローバルラウンジ」のコーナーでは、担当のネイティブ教員と生徒たちが英語でやり取りをしながら、その活動内容を紹介してくれました。

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会場の皆様は大変熱心に聴いてくださいました。

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その後、入学試験についての説明、よくある質問への回答と続き、1時間にわたる説明会は終了となりました。

最後は本日の登壇者全員がステージに並んでのご挨拶。英語による素晴らしいスピーチを披露してくれた生徒たちに、ひときわ大きな拍手をいただきました。

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梅雨明けの夏本番を思わせる暑さの中、多くの皆様にご参加いただきました。桐蔭学園の魅力を少しでもご理解いただけたでしょうか。ご参加誠にありがとうございました。

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「グローバルラウンジ」の説明で登壇、見事な英語を披露してくれた生徒たち。「昨日の夜は緊張して眠れなかったけれど、実際にやり終えてみると本当に楽しかった!」とのこと。頼もしい限りです。

私自慢の生徒たちとともに、来年の4月、皆様とこの桐蔭学園でお会いできるのを楽しみにしております。

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「ファンケル神奈川 SDGs 講座」を実施しました(中等4年)

7/15(木)、中等4年生を対象に「ファンケル神奈川 SDGs 講座」を実施しました。この講座は(株)ファンケルが、未来を創る若い世代が SDGs を理解・推進して未来を希望に変えていくことを願って、1年間かけて進めているプロジェクトです。

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中心テーマは「環境問題(プラスチック問題)」。参加した中等4年生たちは、SDGs について事前学習をした上で講座に臨みました。

講師は、同社 SDGs 推進室の町田洸徳さん。

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今回のテーマは「気候変動問題~地球温暖化の影響を知る」「海洋プラスチック問題~プラスチックがなぜ問題に? プラスチック削減の重要性」の2点です。

特にプラスチックについては、
・基本的に海では分解ができないため、海ごみとなって生態系に大きな影響を与えている
・石油でできているため、多くのCO2を排出することで気候変動につながる

という点が指摘されました。

その上で、プラスチックごみを減らす考え方「4R」の推進が大切であるとのことです。

ちなみに「4R」とは、①Reduce(減らす)、②Reuse(再利用)、③Recycle(原料化)、④Renewable(代替素材へ)のこと。資源を循環させる仕組みとなります。

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今回の講座を通じ、生徒たちは「我が事」として環境問題をとらえ、日常的に取り組めることから始めようという思いを抱けたのではないでしょうか。

私(岡田)は、このコロナ禍の中、あえて生徒たちに「どんな未来を生きたいか」と問い続けています。今の中高生たちが未来について考える際、SDGs は避けて通ることができません。今回の講座が「どんな未来を生きたいか」を考えるきっかけとなったとしたら、嬉しいことです。

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なお、今回の模様は7/30(金)テレビ神奈川で放映される「tvk NEWS ハーバー』(18:00~18: 30)で紹介されます。どうぞご覧ください。

終了後、取材を受ける生徒。

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私もインタビューを受けました。

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1学期期末考査

桐蔭学園では、7/5(月)から1学期の期末考査が行われています。3日目の考査が終わった7/7(水)の午後、高校入学後、初めての定期考査を迎えている高1共学のフロアを回ってみました。

黒板には明日の時程が。世界史と英語ですね。

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各教室、居残り学習をしている生徒が結構います。こんな感じで「個」あるいは「友だち同士」で取り組む姿が最も多く見られます。

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グループでの学び合いも。複数人で大切なポイントを確認したり、疑問点を解決したりできるところがメリットですね。

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(笑)

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面白かったのは、明日の世界史の試験範囲の内容を、1人が「先生」役となって実際に「授業」を進めながら周りの「生徒」たちに次々に問題を出していく形で学習しているグループ。いくつか見かけました。

かなり高い授業力を発揮している「先生」もいました(笑)。

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こちらは図書室の様子です。静謐さの中にピリッとした緊張感が漂います。完全に「個」として取り組む空間となっています。

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授業外での学習にはいろいろなやり方があります。誰もがうまくいく唯一の「正解」などありません。10人いれば10通りの「正解」があるといってよいでしょう。大切なことは、いろいろ試して早くその自分だけの「正解」を見つけること。

今回の期末考査期間中に、その「正解」が見つけられればいいですね。

 

七夕笹飾り(C棟)

高校3年・中等6年が学校生活を送っているC棟に、現在大きな笹飾りが数本置かれています。生徒たちは短冊に思い思いの願い事を書いて吊るしています。

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いろいろな 願い事が書かれていますが、一番多いのは「〇〇大学に合格できますように」といったもの。やはり受験生ですね。

他には来週(7/5)から始まる期末考査に向けて、「考査で良い成績が取れますように」というものがあったり。また「彼女ができますように」というものがあったり…(笑)。

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心に残った短冊は──「残りの高校生活が楽しく充実したものになりますように」。

ぜひともそうなってほしいと私も心から願っています。