桜「定点観測」

新緑① sakura1 こっち! sakura2

413日のこのブログにおいて、学園内の桜について触れました。右側上段・下段の写真は、それぞれその際にアップしたものです。

 左側上段・下段の写真は、それから約1ヶ月後となる本日(511日)のものです。

 いわゆる「桜の名所」の桜もたしかに美しいのですが、私は普段見慣れているところに咲く桜にこそ魅力を感じます。その桜の、他の季節における「顔」を知っているからです。

 美しい花をつけているのはわずかな間、その後花は散り、葉桜となります。やがて葉が枯れ落ち、冬にはごつごつした枝だけの姿となります。この周期を見ているからこそ、満開の桜がひときわ美しく感じられるのです。

 このように「定点観測」をしてみることで、来春の桜の花がひときわ美しく感じられるかもしれません。

 クラブ活動の大会や課外活動で成果をあげた生徒たち、あるいは大学受験で希望を叶えた生徒たちは本当に輝いています。私たち教員は、彼ら彼女らがそこに至るまでにどれだけ努力を重ねてきたかを知っています。いわば「定点観測」をしてきているのです。

 だからこそ感じることのできる輝きなのだと思います。