卒業式(高校共学)

3/17(木)、高校共学の卒業式が行われました。3年前の入学式と同じ、シンフォニーホールが会場です。

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9:30よりアドバンス、12:30よりスタンダード、15:00よりプログレスと、3コースごとに開催しました。アドバンス348名、スタンダード203名、プログレス200名が晴れて卒業の日を迎えました。

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卒業証書の授与。各クラスの担任の先生の呼名に、その場で起立していきます。感染防止のため、返事をすることはありませんが、卒業生たち、大変立派な態度でした。

最後に各クラスの代表が全員分の証書を受け取ります。

【アドバンス】

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【スタンダード】

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【プログレス】

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私(岡田)からの告辞。

「『夢を語れる情熱を』──私が皆さんにずっと伝えてきたことです。夢というものは、決してはじめからあるものではありません。感動を積み重ねていくことで、やがてそれが夢へと成長するのです。そして夢は、語ることで一歩ずつ近づいていけるものなのです」

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続いて溝上理事長からの祝辞です。

「『自分の考えを聴いてくれる学びの友を見つけよう』──自分の考えを他者に伝えることによって、それまで散らばっていた自分の思考がまとまっていきます。『人を誉めよう』──人を誉めることで、自分も他者から認められることになります。この2つをぜひ覚えておいてください」

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最後は卒業生代表による謝辞です。

アドバンスコース代表は、中島潤一郎さん。

「この世の中に『絶対』などということはありません。感染症の流行や戦争の勃発、今まで当たり前だった人との交流や平和というものが実は『絶対』ではなかったのです。しかし大切なことは、『絶対』を目指すことなのではないでしょうか。実りある将来に向けて、私たちは今日からそれぞれの道を歩みはじめます」

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スタンダードコース代表・藤田紅葉さんです。

「高1次に経験した数多くの楽しい行事。コロナ禍の今ではそれも叶いません。当たり前だと思っていた日常生活が、実は脆いものであったことを私たちは痛感しました。しかし、それを乗り越えた私たちは、強くなれたような気がします。桐蔭学園で培った自ら考え判断し行動する力で、これから先の人生を歩んでいきます」

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プログレスコース代表は、久松海人さん。

「私たちは、何気ない日常というものは、周囲の多くの方々の支えによって成り立っていたのだということを学びました。ますます複雑多様化していく中、たとえ社会がどのように変容しようとも、人と人とのつながりを重んじ、人間らしくふるまうその先に、自らの夢を実現し、社会に貢献できる人となるよう努力する所存です」

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卒業生の皆さん。

桐蔭学園での3年間は、人生100年と言われる時代にあって、ごく短い時間だったかもしれません。しかし、その人生の基盤を作る、大切な3年間でもあったはずです。変化の激しい社会を生き抜くため、桐蔭学園で培った「しなやかさ」をもって、新しいステージへと羽ばたいていってください。

今や6万人に迫る桐蔭学園卒業生の仲間入りをする皆さん。社会で活躍する多くの卒業生たちが、皆さんを歓迎してくれるはずです。

あらためて、卒業おめでとう。