「防災ボランティアセミナー~能登半島地震から学ぶ~(3日目)『被災地支援で自分たちができること」
2024年10月29日
警察官・消防官コース専門基礎演習Ⅱの学生が、引き続き、桐蔭横浜大学トランジションセンター主催の「防災ボランティアセミナー~能登半島地震から学ぶ~(3日目)『被災地支援で自分たちができること』」をテーマとした講座に参加しました。まず、被災地の現状報告として石川県珠洲市長の方から(web会議形式)、そしてボランティア活動報告としてあざみ商店会顧問・横浜市会議員の方から、それぞれ講話などがなされました。その後、「A:地域防災について考えよう」「B:能登へボランティアに行こう」「C:横浜から能登への支援」とする3つの課題が提示され、ワークショップが開かれました。学生はそれぞれのグループに分かれ、ファシリテーターとして、参加された地域の方々や高校生とともに取り組みました。
この講座でも、行政民間それぞれの活動や現状を学び、ワークショップでファシリテーターを担うことを通じて、公安職公務員を目指す学生が地域防災をわが身として考えること、そしてリーダーシップを育み、今後に活かしていくことを狙いとしています。
参加した学生からは、「特に、珠洲市長の講話に衝撃を受けた。実際、報道などで知ってはいたが、正月に大地震があり、その後、あの豪雨災害に身を置く人たちの厳しい実状には、あらためて胸が締めつけられた。しかし、それがありながらも、地域の復興に対する気概を大いに感じた。前回の避難所運営シミュレーション、また、今回のワークショップでもファシリテーターを担うことで、みなさんと協力し、勇気をもって取り組むことの重要性を学べたと思う。今後もできることを真摯に考えて行動していきたい。」との声があがりました。
今回の種々の報告から被災地の実態を学び、ワークショップに参加することで、多くの学生が、あらためて地域の方々と協力関係を築いていく重要さを感じていたことに加え、災害対策・復興に立ち向かうには勇気が必要であることを実感していた点が印象的でした。