現代教養学環境3つのポリシー
THREE POLICIES
アドミッションポリシー
– 入学者受入れの基本方針 –
現代教養学環では、幅広い教養と確かな専門知識を身につけて、現代社会の構造的課題を理解し、今後の持続的な発展に向けてアイデアを出し、それを具現化し、持続可能で豊かな社会の構築に貢献できる人材を養成する。このため、現代教養学環では、次のような知識や能力を備え、主体的に社会変革を実現していく意欲のある人材を求める。
知識・技能
- 本学での学修に必要な基礎学力を有している。
思考力・判断力・表現力
- 目標を達成するため、現状を理解し、何をすべきかについて自ら考えることができる。
- 他者の考えや意見を尊重し、相手の立場に立って物事を伝えることができる。多くの人々とコミュニケーションがとれる。
主体的に学習に取り組む態度
- 積極的に他者と関わり、協働して活動することができる。
- 社会の持続可能な発展に関心を持ち、主体的に関わる意欲を有している。
カリキュラムポリシー
– 教育課程編成・実施の基本方針 –
現代教養学環では、ディプロマ・ポリシーの達成のために、大学共通のMASTプログラム、専門的知識を深める5つのコースとゼミナール科目を体系的・構造的に配置す るとともに、学生の達成状況を常に評価しながら、何を学んだか、ではなく何を身につけたかを重視したカリキュラム編成を行う。
- 「人生と学びの基盤となる力」 (考動力、複眼的思考力、共感力、リーダーシップ、探究力、自律的キャリア)をMASTプログラム中心に修得し、現代的教養を身につける。
- MASTプログラムで視野を広げた後、専攻分野を選択し、専門研究において専門知識を深め、他者と協働する知識集約型研究プロジェクトにより分野を横断した知識を身につける。
- 各授業科目では、知識の定着を総括的に評価するとともに、資質・能力の獲得を形成的に評価する。教育課程を通じては、各年次の主要科目においてディプロマ・ポリシーの達成度を評価する。
ディプロマポリシー
– 学位授与の基本方針 –
現代教養学環は、統合された知をもって、現代社会の諸課題の解決に貢献する人材を輩出することを目標として、卒業時に以下のような能力を身につけた者に学士の学位を授与する。
現代的教養
- 人文・社会科学、自然科学について幅広く理解するとともに、自分の専攻する分野に関する専門知識を身につけている。
専門知識と分野横断
- 自分の専攻分野に関する専門知識を中心に、隣接する分野に横断する幅広い知識を現代的課題と関連づけて理解している。
「人生と学びの基盤となる力」
考動力
物事を批判的にとらえて問題を発見するとともに、その問題解決のために行動することができる。
複眼的思考力
多角的な視点と柔軟な心をもって、物事をとらえることができる。
共感力
他者の意見や考えに耳を傾けるとともに、自らの意見や考えを表現し、伝えることができる。
リーダーシップ
集団の目標達成のために、自らの果たすべき責任を自覚するとともに、他者と良好な関係を気づき、協働することができる。
探究力
積極的に新しいことに挑戦するとともに、粘り強く学び続けることができる。
自律的キャリア
長期的な展望をもって将来の人生を思い描き、その実現のために必要とされる物事を理解し、それに向けて計画し、実行することができる。
学環概要
現代教養学環は、既存3学部の協力関係のもとに2023年に新設された、桐蔭横浜大学のもっとも新しい「学環」です。ユニークな独自の入試を実施しますが、試験日程によっては併願も可能です。
現代教養学環は、現代の諸問題に対応できる統合的な知性を育みます。先の見えない時代をしなやかに生き抜き、活躍できる人間を社会に送り出すことが、学環の使命です。そのために学問の垣根や文系・理系の枠を超え、複眼的視点から現代社会の諸課題を読み解く文理融合のカリキュラムをとります。「プロジェクト型学習」を中心に、時には教室すら離れるダイナミックな学びのスタイルも大きな特徴です。
入学者は進級していく中で「心理学」「マーケティング学」「地域社会学」「国際コミュニケーション学」「サスティナブル工学」の専門5コースから、希望を選択できます。入学前にコースを決める必要はなく、これら5コースの基礎となる科目を学んだ上で、いちばん自分にふさわしく、将来に役立つコースを選択することができます。
全てを学び、5つの専門から選ぶ
学環では、学年が上がってから5つの専門コースのどれかを選びます。入学した当初はまず、皆が一緒に基礎となる全5分野を大学共通科目MASTで学び、自分の興味と適性を見極め、進むべきコースを確認します。あと(レイト)から専門を決める「レイトスペシャライゼーション」です。
聞くだけではない授業=プロジェクト科目
座って聞くだけの授業は、学環には見つけにくいでしょう。ある問題について、解決の方法を様々な観点と知識、アイデアを使って考える「プロジェクト科目」が中心です。チームで意見を交換する「学び合い」が基本スタイルです。
移動する教室、“キャラバン”
学環の授業は、時に教室を飛び出します。フィールドスタディ(キャラバン)の授業は、1年次の夏には3泊4日、2年次以降にはもっと長い期間をかけて大学を離れたどこかに出かけ、皆でその地域に特有の課題の解決を考えます。
学環長からのメッセージ
MESSAGE