学校の教育方針に関して
学校の教育方針に関して
- 学校の教育方針は何ですか
- 桐蔭学園には、5つの建学の精神があります。
1. 社会連帯を基調とした、義務を実行する自由人たれ。
2. 学問に徹し、求学の精神の持ち主たれ。
3. 道義の精神を高揚し、誇り高き人格者たれ。
4. 国を愛し、民族を愛する国民たれ。
5. 自然を愛し、平和を愛する国際人たれ。
そして、2つの校訓
すべてのことに「まこと」をつくそう。
最後までやり抜く「強い意志」を養おう。
を掲げています。
- 校章に込められた意味は何ですか
- 桐蔭学園の校章は、五三の桐(ごさんのきり)です。旧制東京高等師範学校(現・筑波大学)の校章にちなんでいます。桐には、瑞鳥、鳳凰(ほうおう)が宿るとされています。千里万里を天翔(あまかけ)る前に、鳳凰がその力を養うのが桐樹の蔭(かげ)です。緑の高台に陽光を浴びて白亜の校舎が点在し、その間に広がる広大なグラウンドは、まさに桐樹の蔭。学校創立以来、その「力」は年ごとに飛躍しており、鳳(おおとり)のひなは、この桐の蔭から次々と飛び立っています。
共学の中等教育学校に関して
共学の中等教育学校に関して
- なぜ男女別学から共学化したのですか?
- これからの知識基盤社会やグローバル化する多様な社会で生きるためには協働性が求められます。本校が展開してきているアクティブラーニング(AL)型授業では、知識だけでなく、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力など、社会につながるさまざまな能力を育てています。教室を社会と同じく異性がいる空間にすることで、AL型授業の効果をさらに高め、従来よりもさらに協働性を育てやすい環境を作ることができるというメリットをより重視した共学化なのです。
- 中等教育学校の校舎はどうなっていますか
- 中等教育学校1年から4年までの校舎はF棟です。また5年・6年の校舎はE棟となります。登下校時の路線バス等は共通の経路となります。
- 桐蔭学園中等教育学校から桐蔭学園高等学校に進学するのですか?
- いいえ。中等教育学校は完全6年一貫の学校です。6年間桐蔭学園中等教育学校に在籍します。中学生にあたる期間を前期課程(1年~3年)、高校生にあたる期間を後期課程(4年~6年)と呼びます。
- 共学化された中等教育学校にも高校のようなコースは設置されていますか?
- いいえ。中等教育学校は4年次から後期課程と呼ばれますが高校とは異なりコースはありません。全員が国公立大学を受験できるような総合的なカリキュラムを組んでいます。
- 制服は前期課程と後期課程で異なるのですか?
- 男女ともに制服上下のデザインは6年間同じです。身体の成長に合わせて買い替えることができます。男子のネクタイおよび女子のリボンまたはネクタイについては前後期でデザインが異なりますので、後期課程に上がるときに買い替える必要があります。
- クラス編成は帰国生や桐蔭学園小学校出身者と一緒ですか? 帰国生対象の取り出し授業はありますか?
- 生活単位であるホームルームは帰国生、桐蔭学園小学校出身者と混合です。授業については英語が別立てでスタートし、帰国生の取り出し授業については2年次までとなります。その後は本校伝統の習熟度別授業で一緒に学びます。アフタースクールでは様々な英語プログラムを用意しています。ネイティブ教員が常駐するグローバルラウンジも大いに活用してほしいと思います。
- 習熟度別授業は行われるのですか?
- 教科の特性と発達段階に応じて習熟度別授業を展開します。英語・数学ともに、2年次から習熟度別授業に移行します。
- 「15歳のグローバルチャレンジ」とはどういうものですか?
- この授業は、3年次に探究(未来への扉)の授業として行います。週に1時間、生徒たちはある国家の政府代表に変身します。1・2年次で培った探究のスキル、各教科・言語活動で培った力、そして英語力を駆使して、各国の立場から私たちの生きるこの地球をとらえ直し、今、世界が直面している問題に,これからの未来をつくる15歳として立ち向かいます。このプログラムを通して生徒たちは今までの自分の視点とは異なる視点を手に入れ、次年度以降の探究活動につなげるとともに、グローバルな視点から自分の人生を考えられるようになります。
- ラグビー・サッカー・軟式野球部に入りたいのですが…。高校で強化指定クラブに入りたいのですが、中等の受験はせず高校から受験した方がよいのでしょうか?
- ラグビー部・サッカー部・軟式野球部は今まで通り前期課程(中学段階)で入部可能です。しかし、部活動はあくまでもアフタースクールの一環としての活動ですので、週に3日以内の活動となります。また、中等教育学校は完全6年一貫の学校ですので、後期課程進級時にはラグビー・サッカー・硬式野球の強い桐蔭学園高等学校には進学しないため、別々の活動となります。運動部の活動を重視した高校生活を当初からお考えの場合は、高校受験で桐蔭学園高校への入学をお考えになった方がよろしいかと存じます。
- 校外の団体に加入・所属して活動することは可能ですか?
- 中等教育学校では、週に3日以内の部活動も含め、校内のアフタースクールを活用してさまざまな活動にバランスよく参加していただくことを重視しております。土曜日の通常授業も含めた校内での活動に支障をきたさない範囲内での活動であれば、校外団体での活動も認めます。
- 6年間の学校行事にはどのようなものがありますか?
- 宿泊行事は、1年生でスキー講習、3年生で海外語学研修、後期課程5年生で修学旅行が予定されています。費用ですが、海外語学研修は約30万円、修学旅行は15万円以内で、積立の選択も予定しています
- 1年間の学校行事にはどのようなものがありますか?
- 日帰りの遠足・運動会・学園祭など1年間のスケジュールは学校案内パンフレットにも掲載されています。
- 指定校推薦にはどのようなものがありますか?
- これまで中等教育学校からの指定校推薦は、限られた大学からの推薦枠を利用してのものでしたが、今後は高等学校と同様に推薦枠が増えていくことが期待されています。過年度の中等教育学校卒業生の実績は次のとおりです。横浜市立大学医学部医学科(地域枠)、早稲田大学理工系学部、東京理科大学理学部・理工学部、北里大学医学部など。
学校生活に関して
学校生活に関して
- 朝は何時から授業が始まりますか
- 8時25分から朝のホームルームが始まり、1校時は8時45分からです。
- 授業は何分ですか。
- 1つの授業は50分です。月曜日から金曜日までは6校時まで、土曜日は4校時まで授業があります。
- 土曜日も授業がありますか
- あります。土曜日は4校時までです。
- クラス替えはありますか
- 中等教育学校では、2年ごとにHRクラス替えを行います。2年間は基本的に生徒集団と担任は変わりません。
- いじめはありますか
- 「いじめはありません」と断言することは不可能です。残念ながら、本校でもそれに該当する事象は起こりますが、可能な限り未然に防止するよう、定期的に「いじめ・いやがらせ及び盗難調査」を行い、申告のあった当事者には秘密を守りつつ、丁寧に話を聞いています。また、事後の指導を家庭と連絡を取りながら、複数の教員がかかわる形で解決へ導いていきます。
- 食堂を利用する生徒はどのくらいですか
- 約70%の生徒はお弁当を持参しています。曜日によって友人と一緒に食堂を利用する日を決めている生徒もいるようです。
- 通学範囲の指定はありますか
- 学校としては通学範囲に制限を設けていません。東京、神奈川の全域から生徒は通学していますが、通学時間は1時間半程度が上限と思われます。東京では府中市、八王子市、荒川区から通う生徒もいます。神奈川県内では平塚市や小田原市から通う生徒もいます。
- 駅からはスクールバスを使うのですか
- いいえ。スクールバスではなく、路線バスを利用します。バス会社の協力により、朝の時間帯は多くのバスが運行しています。路線バスを利用することで、社会生活におけるマナーを習得することができると考えています。
- 自転車通学は可能ですか
- 可能です。自転車通学に関しては通学範囲を設けています。その範囲内であれば、自転車通学が可能です。ただし、ヘルメット着用と年に1回の交通安全教室参加が義務づけられています。
- 個人ロッカーはありますか
- あります。縦40cm、横30cm、奥行き45cmの個人ロッカーが割り当てられ、貸与された鍵を個人で管理します。家に持って帰る必要のないものや貴重品などを保管しています。
- 授業以外にも補習はありますか
- 基礎学力の定着が思わしくないと判断される場合には、アフタースクールの講座で先生と一緒に学習する機会を設けています。特に1・2年次は基礎学力の定着を重視しています。
- スクールカウンセラーは常駐していますか
- 本校にはスクールカウンセラーが常駐しています。学校や家庭での悩み事を、家族や先生とは別の角度で話をすることができます。
- 制服について教えて下さい
- 桐蔭学園には夏服と冬服があります。明確な衣替えの日は設定していませんが、概ね5月下旬ごろから夏服を着る生徒が増えてきます。1年生は6月頃に夏服が家庭に届く予定です。また、秋は10月ごろから徐々に冬服を着る生徒が増えてくるようです。もちろん、季節外れの気温の日には、どちらの制服を着ても構いません。
- 桐蔭学園小学校からの内部進学者のクラスがあるのですか
- 桐蔭学園小学校からの進学者は、各ホームルームに均等に配分されています。
- 運動靴、通学靴、上履きは指定のものを使用するのですか
- 運動靴、通学靴は制定ではありませんが、多くの方は新入生登校日に採寸をする運動靴、通学靴を使用しています。上履きは制定です。こちらも新入生登校日に靴合わせを行い、新規に購入する場合は校内の購買部で購入することができます。
- 保護者会は年に何回ありますか
- 桐蔭学園では保護者会を年に2回行っています。学校からは、教育内容の報告、学年からは生活、学習や行事の様子などをお伝えします。また、担任からはより生徒に近い視点で学校生活について説明を行います。生徒の成長のために、保護者と学校が同じ価値観を共有していくために非常に重要な行事ですので、必ず参加していただくようお願いしています。
- 同じクラスの保護者どうしで交流を深めることができる機会はありますか
- 保護者会とは別に、クラスの保護者同士が交流するための懇談会を行っています。回数はクラスによって異なりますが年に1、2回のクラスが多いようです。懇談会に参加すると 他の家庭のお子さんの様子を知ることができるなど、保護者間の交流を深めることができます。
- 保護者が授業を参観する機会はありますか
- 年に1回「保護者授業参観」の日を設けて、自由に授業を見学していただけるようにしています。
- 塾に通う必要はありますか。
- 桐蔭学園では日々の授業の予習復習をしっかりと行うことが最も重要と考えています。そのために、自宅で学習をする習慣をつけることができるように指導してい ます。自ら計画を立てて実行することが重要ですし、放課後補習によるフォローなどもあるほか、学年が上がれば放課後の特別講習や季節講習なども充実してきますので、塾に通う必要はないと考えています。わからない点があれば、先生たちに質問するよう促しています。
- スマートフォンの取り扱いについて知りたいです
- スマートフォンは、前期課程(1年~3年)では校内では電源を切ってロッカーに保管させています。後期課程(4年~6年)では、朝のホームルーム開始から帰りのホームルーム終了までは電源を切って各自が保管しています。その他の時間帯は適切なマナーを守って使用するように指導しています。
- LINEなどのSNSについての学校の方針を教えてください
- LINEなどのSNSは生徒の人間関係を築く上でも、以前よりも重要性が高まっていると考えています。学校生活が円滑に進むために有効に活用できれば良いのですが、不規則な生活や、特に人間関係のもつれの原因になることは避けなければなりません。折に触れてSNSのメリット、デメリットを話して正しく利用をするように指導をしています。この点では、学校と保護者が指導の方針を共有し、生徒たちをSNSの危険から守ることが必要と考えています。
アフタースクールに関して
アフタースクールに関して
- 「アフタースクール」とは何ですか
- 「アフタースクール」とは、桐蔭学園のおける「放課後の様々な活動の総称」です。
- アフタースクールには何が含まれますか
- アフタースクールには、部活動、グローバルラウンジでの活動、文化・教養を通じた学びの体験、生徒発案によるレクリエーション企画、英検対策講座・英検面接練習などが含まれます。
- アフタースクールの意義は何ですか
- 中等教育学校では、自分で計画を立てて放課後の時間帯をバランスよく過ごすことをひとつの目標としています。様々な活動の中から自主的に選択をすることが重要です。
- グローバルラウンジとは何ですか
- 「グローバルラウンジ」とは、英語を使ってネイティブの先生や友人たちとコミュニケーションを取ることができるスタイリッシュな空間です。ここでは、生徒たちは気軽に立ち寄り、英語を通じて楽しい体験をすることが可能です。また、英語を使ってスキルを向上させることはもちろん、世界中の人々とつながり、理解を深めることができる場になります。さらに、アフタースクールの一環として英語の資格・技能試験対策の講座も行われます。
定期考査・試験に関して
定期考査・試験に関して
- 定期考査について知りたいです
- 定期考査は、各学期末に3回あります。7月上旬、11月下旬、3月上旬です。前期課程は4日間、後期課程は5日間です。また、考査1週間前から部活動は休みになります。
- 定期考査以外のテストはありますか
- 学期中に各単元の基本事項を理解しているかどうかの小テストがあります。それ以外にも、こまめに復習テストを行い、知識の定着をはかっています。
- 外部の模擬試験を受ける機会はありますか
- あります。年に複数回外部の模擬試験を校内で受験しています。定期的に外部の模擬試験を受けることによって、学力の伸びを確認することができます。
部活動について
部活動について
- 部活動は週に何回ありますか。
- 中等教育学校では、部活動はアフタースクールの一環として行います。バランスの良い学校生活を送るために、前期課程では週に3回以内、後期課程では週に4回以内の活動としています。
- 部活動と学習の両立が不安です
- 部活動と学習が両立できるように、担任が生徒の生活状況を把握し、家庭とも連絡を取りながら進めていきます。学校生活の中心はあくまでも学習なので、しっかり学習できていることが部活動に参加するための条件ですが、多くの生徒が両立を目指して頑張っています。
- 部活動の上下関係は厳しいですか
- 上下関係というより、上級生が下級生に対してきちんと自分の経験を伝えるように指導しています。運動部ではその傾向がやや強く、逆に文化部では和気あいあいとアットホームな印象です。
- 部活動への加入率を教えてください
- 90%以上の生徒が加入していて、そのうち運動部が約70%、文化部が約30%です。
- 部活動は放課後何時までですか
- 年間を通じて前期課程は17時30分活動終了、18時00分完全下校、後期課程は18時00分活動終了、18時30分完全下校です。
グローバル教育について
グローバル教育について
- 語学研修、海外留学について知りたいです
- 2019年度入学の生徒から、3年次に海外での全員対象の語学研修を予定しています。講師とのマンツーマン授業や様々なアクティビティを予定しています。グローバルセンターが実施する短期留学・長期留学のシステムについては、グローバル教育のページをご覧ください。
- 短期留学・長期留学は希望すれば行けるのですか
- グローバルセンターが実施する留学は、試験による校内選考を実施しています。
- 長期留学に行くと1つ下の学年に戻ってくることになるのですか
- グローバル教育センターが提供する長期留学は、本校との交換留学を提携している学校ですので、単位の互換が可能です。1年後に帰国する際には、もともと在籍していた学年(5年生以下)に戻ってくることも可能です。
- 長期の交換留学中は桐蔭学園に学費を払う必要はありますか
- 長期の交換留学中は留学先に対する学費をお支払いいただくので、本校への学費の納入は不要です。
- 個人的に留学した場合、元の学年に戻ってくることはできますか
- 個人的な留学の場合には、留学先の学校の開設している講座によっては桐蔭学園での単位への振り替えが不可能なケースがあります。その場合には1つ下の学年に戻ってくることになります。留学先を決定する前に、事前の調査と相談が必須です。中等6年生になってから戻ることはできません。