知識基盤社会に対応するためには、知識・技能のみならず思考力・判断力・表現力、そして主体性・多様性・協働性という学力の三要素と、自分を客観的に観察する力をバランス良く伸ばしていく必要があります。
桐蔭学園では2015年度からアクティブラーニング型授業を取り入れていますが、新しい中等教育学校ではこれをさらに進化させていきます。確かな知識を身につけつつ、「深い学び」を促すための工夫―小テストを用いたこまめな知識確認やペアワーク・グループワーク・プレゼンテーション、ふり返り、学習単元における本質を生徒・教員が共有するためのシラバスなどを活用して、バランスの良い学力を育てます。
「個⇒協働⇒個」で学びを深める
本校では、2015年度から「アクティブラーニング型授業」を導入しています。桐蔭学園のアクティブラーニング型授業がどのように行われているか、まずは標準的な流れを確認しましょう。
1「個」
授業の冒頭に「本時の目標」を確認し、「今日の授業では何を学ぶのか」を明確にします。また、小テストなどを用いて基礎知識などの習得を確認します。この一連の学習は「個」を中心とした動きです。
2「協働」
授業の中盤では、知識を活用してペアワークやグループワークを行う時間帯があります。他者の意見や考え方に触れることにより、自分の意見との共通点や相違点などに気付くことができるほか、グループ内の生徒たちの力でより高次な学びに達することもあります。この一連の学習は「協働」を中心とした学習です。
3「個」
授業の最後には「ふり返り」を行います。授業の冒頭に掲げられた「本時の目標」が、授業を通して定着したかどうかを自分でふり返ります。また、他者の意見などで自分の考えがどのように変化したのかを記録します。この「ふり返り」により「個」を中心とした学びにおとし込めるのです。
学びのツール
授業を受けて知識や新たな理解を身につけたら,それらを自分の言葉でアウトプットすることが大切です。そこで本校では「ふり返りシート」という、どの科目にも使える汎用のシートを活用しています。このくらいだったら書いてみようという気になる小さな用紙。
使い方は、授業の最後にキーワードなどを「今回のポイント欄」に書き,これをもとにペアで1分間ずつ授業のポイントを発表し合うというものです。ある単語を知っていても,それがどういったことなのかを自分の言葉で短く説明するのはなかなか難しいもの。ノートとは別に、授業のまとめをメモ書きすることによって要点をつかみ、説明してみるというトレーニングに活用しています。
桐蔭学園では、全ての教室に電子黒板またはプロジェクター&スクリーンが設置されています。生徒の持つiPadと電子黒板を組み合わせて、多角的に授業にアプローチすることができます。また、iPad上の生徒の発表内容を電子黒板に投影したり、複数の生徒の解答を電子黒板に投影して、それぞれを比較したりすることもできます。
先生の用意する資料も、紙の地図や資料集にとどまることなく、画像や動画を瞬時に映し出すことも可能ですし、図などの上に電子ペンで文字を書き足すこともできます。また、教科によってはデジタル教科書を使用しているものもあります。例えば英語の授業では、電子黒板上のボタンをタップすると、英語の音声が流れます。
「まなボード」とは、グループワークや協働学習におけるコミュニケーションツールとなるホワイトボードです。大きさはタテ約40cm、ヨコ約60cmで、B3サイズの用紙より少し大きい程度です。
ボードには透明のフィルムがついていて、様々なワークシートを挟んで使用することができます。白地図や図形の教材プリントを挟んで、グループワークの用意は万全です。
フィルムにはホワイトボードマーカーでいろいろな書き込みをすることができます。アイデアを出し合うブレインストーミングでは、思いついた内容をどんどん書き込んでいきます。また、グループワークの成果も、黒・赤・青の3色を使い分けて、とても解かりやすくまとめることができます。
書き込みのされた「まなボード」を教室内で共有したいときは、背面にマグネットが入っているので、黒板に並べて貼り付けて意見を比較することもできます。
知識基盤社会に対応するためには、知識・技能のみならず思考力・判断力・表現力、そして主体性・多様性・協働性という学力の三要素と、自分を客観的に観察する力をバランス良く伸ばしていく必要があります。
桐蔭学園では2015年度からアクティブラーニング型授業を取り入れていますが、新しい中等教育学校ではこれをさらに進化させていきます。確かな知識を身につけつつ、「深い学び」を促すための工夫―小テストを用いたこまめな知識確認やペアワーク・グループワーク・プレゼンテーション、ふり返り、学習単元における本質を生徒・教員が共有するためのシラバスなどを活用して、バランスの良い学力を育てます。
「個⇒協働⇒個」で学びを深める
本校では、2015年度から「アクティブラーニング型授業」を導入しています。桐蔭学園のアクティブラーニング型授業がどのように行われているか、まずは標準的な流れを確認しましょう。
1「個」
授業の冒頭に「本時の目標」を確認し、「今日の授業では何を学ぶのか」を明確にします。また、小テストなどを用いて基礎知識などの習得を確認します。この一連の学習は「個」を中心とした動きです。
2「協働」
授業の中盤では、知識を活用してペアワークやグループワークを行う時間帯があります。他者の意見や考え方に触れることにより、自分の意見との共通点や相違点などに気付くことができるほか、グループ内の生徒たちの力でより高次な学びに達することもあります。この一連の学習は「協働」を中心とした学習です。
3「個」
授業の最後には「ふり返り」を行います。授業の冒頭に掲げられた「本時の目標」が、授業を通して定着したかどうかを自分でふり返ります。また、他者の意見などで自分の考えがどのように変化したのかを記録します。この「ふり返り」により「個」を中心とした学びにおとし込めるのです。
学びのツール
授業を受けて知識や新たな理解を身につけたら,それらを自分の言葉でアウトプットすることが大切です。そこで本校では「ふり返りシート」という、どの科目にも使える汎用のシートを活用しています。このくらいだったら書いてみようという気になる小さな用紙。
使い方は、授業の最後にキーワードなどを「今回のポイント欄」に書き,これをもとにペアで1分間ずつ授業のポイントを発表し合うというものです。ある単語を知っていても,それがどういったことなのかを自分の言葉で短く説明するのはなかなか難しいもの。ノートとは別に、授業のまとめをメモ書きすることによって要点をつかみ、説明してみるというトレーニングに活用しています。
桐蔭学園では、全ての教室に電子黒板またはプロジェクター&スクリーンが設置されています。生徒の持つiPadと電子黒板を組み合わせて、多角的に授業にアプローチすることができます。また、iPad上の生徒の発表内容を電子黒板に投影したり、複数の生徒の解答を電子黒板に投影して、それぞれを比較したりすることもできます。
先生の用意する資料も、紙の地図や資料集にとどまることなく、画像や動画を瞬時に映し出すことも可能ですし、図などの上に電子ペンで文字を書き足すこともできます。また、教科によってはデジタル教科書を使用しているものもあります。例えば英語の授業では、電子黒板上のボタンをタップすると、英語の音声が流れます。
「まなボード」とは、グループワークや協働学習におけるコミュニケーションツールとなるホワイトボードです。大きさはタテ約40cm、ヨコ約60cmで、B3サイズの用紙より少し大きい程度です。
ボードには透明のフィルムがついていて、様々なワークシートを挟んで使用することができます。白地図や図形の教材プリントを挟んで、グループワークの用意は万全です。
フィルムにはホワイトボードマーカーでいろいろな書き込みをすることができます。アイデアを出し合うブレインストーミングでは、思いついた内容をどんどん書き込んでいきます。また、グループワークの成果も、黒・赤・青の3色を使い分けて、とても解かりやすくまとめることができます。
書き込みのされた「まなボード」を教室内で共有したいときは、背面にマグネットが入っているので、黒板に並べて貼り付けて意見を比較することもできます。
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