卒業生座談会



桐蔭学園での6年間で得たもの

 この春、桐蔭学園での生活を終えてそれぞれの進路に飛び立つ生徒たちに、6年間の生活をふり返ってもらい、新しい中等教育学校への期待を語ってもらいました(2018年2月実施)

all

私の桐蔭生活6年間と新しい中等教育学校への期待

 ―学習で印象に残っていることは

成田 6年一貫校なので、高校入試がないことに不安を感じたこともありましたが、前期課程では英語の歌を歌う授業などの「使える英語」を楽しく学べたことが印象的です。英語を好きになることができました。

國岡 アクティブラーニング型授業では、自分で話す時間が増えて、どうやったら相手に伝わるかを考えるようになりました。

柏木 そうそう。国語の授業でお互いの意見を述べる時には、筆者に対する考えが人それぞれ違うということが分かったりして楽しかった。

瀬戸 数学の授業で、ペアワークで相手に解説するという活動が役に立ちました。解説できるというレベルの理解は、解けるレベルよりも一段高いところまで必要なので、問題に対する理解が深まりました。

―6年間の成長をふり返って、クラブ活動について

成田 6年間ハンドボール部に所属しました。前期生と後期生が一貫した方針で活動していたので、たくさんの先輩後輩とつながりを持つことができました。人数が少なかったので、すごく濃い人間関係を作ることもできました。

柏木 高校では、部員がいないインターアクトクラブを復活させました。同学年の仲間集めから始めて、最後は同学年3名、後輩10名以上と一緒にボランティア活動をしました。いろいろな人と関わることで視野を広げたいと思ったことがきっかけです。一番の思い出は台湾に行って国際交流をしながら募金活動をしたことです。

瀬戸 6年間吹奏楽部に所属しました。部員が少なかったので、一人ひとりが責任感を持って活動していました。音楽の先生に指名されて、先輩の卒業式で歌唱の指揮をしたことが思い出深いです。

國岡 陸上部に所属していました。先輩がたくさんいて、すごくかわいがってもらいました。だから自分たちも後輩に同じことをしてあげよう、って。だからできるだけかわいがりました。この間、後輩と一緒に走ったら「先輩と一緒だったから走り切れました」と言われてとてもうれしかったです。

group1

―桐蔭で学んだことを糧に、社会に出ていきます。

成田 中等5年次に1年間かけて作り上げたグループ研究を学園祭で発表しました。災害避難時の交通と都市計画について研究をしたのですが、調査のために石巻市役所などを訪れて現地での聞き取りも行いました。自分が興味を持ったことをとことん調べるということができ、研究成果を読売新聞社の小論文コンクールのグループ部門に応募したところ、大賞をもらうことができました。4月からは自分の研究をさらに進めるために、工学部に進学します。大学で新しいことを学び、将来について考えたい。

柏木 病気がちだった祖母と一緒に病院に行ったことで、幼いころから誰かのために時間や労力を割く生き方にあこがれを持つようになりました。4月からは看護医療学部に進学します。将来は助産師になるのが夢です。

瀬戸 前期課程の時にコンピューターで制御するレゴのロボットを作る大会に同級生と一緒に出場しました。昔から工作などの「ものづくり」に興味があります。建築学科に進学し、将来的には巨大な建造物を作ることに関わっていきたいと思っています。

國岡 小さいころからプロ野球やスポーツ全般が大好きで、スポーツの楽しさや魅力を伝える仕事につきたいと思っていました。4月から政治経済学部に進学します。将来的には報道・マスコミで人に何かを伝える仕事につきたいと思います。陸上部の卒業生で、アナウンサーとして活躍されている中村仁美さんは憧れです。

―2019年4月、中等教育学校は男女共学になります。

成田 ホームルームも共学、ですよね? 実際に共学になってみないと、想像できないかなあ…

瀬戸 僕たちは男子校育ちなので、男女の距離感の取り方って難しいと感じることもありました。そのあたりの対処の仕方は上手になると思います。

國岡 社会に出たら基本は男女一緒にいろいろやると思うので、それに向けて免疫をつけておくには共学のほうが教育的には大事かも…(笑)学園祭は…男女が協力すると役割分担がはっきりしそうです。でも、意見が合わなくて喧嘩になるかも(笑)

柏木 運動会とかは盛り上がりそう(笑) 男子、頑張っちゃうよね。

group2

―新しい中等教育学校では全員で参加するフィリピンでの海外語学研修ほか、多彩な取り組みが企画されています。

全員 全員でフィリピンの語学研修ですか? いいなあ、行きたかった。(「マンツーマンの英会話授業もあるよ」と聞いて)それも楽しそう!

成田 新しい中等教育学校では、勉強やクラブだけでなく、ボランティア活動やプレゼンテーションとか、いろいろな場面で多様な評価を得られる場ができてくると思います。生徒一人ひとりの魅力や個性が輝く環境が増えるといいな、と思います。

narita
kashiwagi
seto
kunioka


桐蔭学園での6年間で得たもの

 この春、桐蔭学園での生活を終えてそれぞれの進路に飛び立つ生徒たちに、6年間の生活をふり返ってもらい、新しい中等教育学校への期待を語ってもらいました(2018年2月実施)

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私の桐蔭生活6年間と新しい中等教育学校への期待

 ―学習で印象に残っていることは

成田 6年一貫校なので、高校入試がないことに不安を感じたこともありましたが、前期課程では英語の歌を歌う授業などの「使える英語」を楽しく学べたことが印象的です。英語を好きになることができました。

國岡 アクティブラーニング型授業では、自分で話す時間が増えて、どうやったら相手に伝わるかを考えるようになりました。

柏木 そうそう。国語の授業でお互いの意見を述べる時には、筆者に対する考えが人それぞれ違うということが分かったりして楽しかった。

瀬戸 数学の授業で、ペアワークで相手に解説するという活動が役に立ちました。解説できるというレベルの理解は、解けるレベルよりも一段高いところまで必要なので、問題に対する理解が深まりました。

―6年間の成長をふり返って、クラブ活動について

成田 6年間ハンドボール部に所属しました。前期生と後期生が一貫した方針で活動していたので、たくさんの先輩後輩とつながりを持つことができました。人数が少なかったので、すごく濃い人間関係を作ることもできました。

柏木 高校では、部員がいないインターアクトクラブを復活させました。同学年の仲間集めから始めて、最後は同学年3名、後輩10名以上と一緒にボランティア活動をしました。いろいろな人と関わることで視野を広げたいと思ったことがきっかけです。一番の思い出は台湾に行って国際交流をしながら募金活動をしたことです。

瀬戸 6年間吹奏楽部に所属しました。部員が少なかったので、一人ひとりが責任感を持って活動していました。音楽の先生に指名されて、先輩の卒業式で歌唱の指揮をしたことが思い出深いです。

國岡 陸上部に所属していました。先輩がたくさんいて、すごくかわいがってもらいました。だから自分たちも後輩に同じことをしてあげよう、って。だからできるだけかわいがりました。この間、後輩と一緒に走ったら「先輩と一緒だったから走り切れました」と言われてとてもうれしかったです。

group1

―桐蔭で学んだことを糧に、社会に出ていきます。

成田 中等5年次に1年間かけて作り上げたグループ研究を学園祭で発表しました。災害避難時の交通と都市計画について研究をしたのですが、調査のために石巻市役所などを訪れて現地での聞き取りも行いました。自分が興味を持ったことをとことん調べるということができ、研究成果を読売新聞社の小論文コンクールのグループ部門に応募したところ、大賞をもらうことができました。4月からは自分の研究をさらに進めるために、工学部に進学します。大学で新しいことを学び、将来について考えたい。

柏木 病気がちだった祖母と一緒に病院に行ったことで、幼いころから誰かのために時間や労力を割く生き方にあこがれを持つようになりました。4月からは看護医療学部に進学します。将来は助産師になるのが夢です。

瀬戸 前期課程の時にコンピューターで制御するレゴのロボットを作る大会に同級生と一緒に出場しました。昔から工作などの「ものづくり」に興味があります。建築学科に進学し、将来的には巨大な建造物を作ることに関わっていきたいと思っています。

國岡 小さいころからプロ野球やスポーツ全般が大好きで、スポーツの楽しさや魅力を伝える仕事につきたいと思っていました。4月から政治経済学部に進学します。将来的には報道・マスコミで人に何かを伝える仕事につきたいと思います。陸上部の卒業生で、アナウンサーとして活躍されている中村仁美さんは憧れです。

―2019年4月、中等教育学校は男女共学になります。

成田 ホームルームも共学、ですよね? 実際に共学になってみないと、想像できないかなあ…

瀬戸 僕たちは男子校育ちなので、男女の距離感の取り方って難しいと感じることもありました。そのあたりの対処の仕方は上手になると思います。

國岡 社会に出たら基本は男女一緒にいろいろやると思うので、それに向けて免疫をつけておくには共学のほうが教育的には大事かも…(笑)学園祭は…男女が協力すると役割分担がはっきりしそうです。でも、意見が合わなくて喧嘩になるかも(笑)

柏木 運動会とかは盛り上がりそう(笑) 男子、頑張っちゃうよね。

group2

―新しい中等教育学校では全員で参加するフィリピンでの海外語学研修ほか、多彩な取り組みが企画されています。

全員 全員でフィリピンの語学研修ですか? いいなあ、行きたかった。(「マンツーマンの英会話授業もあるよ」と聞いて)それも楽しそう!

成田 新しい中等教育学校では、勉強やクラブだけでなく、ボランティア活動やプレゼンテーションとか、いろいろな場面で多様な評価を得られる場ができてくると思います。生徒一人ひとりの魅力や個性が輝く環境が増えるといいな、と思います。

narita
kashiwagi
seto
kunioka