学力の氷山モデル



 桐蔭学園は2015年4月にアクティブラーニング型授業を導入し、生徒たちが主体的に取り組むための「推進力」についての考えを日々更新してきました。この教育改革の過程で、生徒が「自ら学びに向かう力」こそが最も重要であるという考えに至りました。桐蔭学園中等教育学校の新しい教育は、この「学力の氷山モデル」に基づいた学力観を土台としています。

学力の氷山モデル

「見えにくい学力」そして「学びに向かう力」へ
hyozan

 この図は、私たちの学力観を示したモデルです。氷山の水面上に出ている部分がペーパーテストでも測れる「知識・技能」を示します。

 このテストで測れる学力の下には、思考力・判断力・表現力という「見えにくい学力」があります。これらの力は測定することも評価することも簡単ではありません。

 私たちがアクティブラーニング型授業を進めていく中で気づいたのは、「見えにくい学力」のさらに下に「学びに向かう力」が隠れているということです。自己肯定感・感性がこの層に当たります。この層が大きくなると氷山の浮力は大きくなり、結果的に水面上の氷山の体積は増していきます。逆に氷山の最上部だけを鍛えても、浮力の関係上せっかく鍛えた知識・技能は水面下に沈んでいき、生徒の生きる力は十分に育ちません。「学びに向かう力」から「知識・技能」まで、包括的にとらえて伸ばすのが桐蔭学園です。


 桐蔭学園は2015年4月にアクティブラーニング型授業を導入し、生徒たちが主体的に取り組むための「推進力」についての考えを日々更新してきました。この教育改革の過程で、生徒が「自ら学びに向かう力」こそが最も重要であるという考えに至りました。桐蔭学園中等教育学校の新しい教育は、この「学力の氷山モデル」に基づいた学力観を土台としています。

学力の氷山モデル

「見えにくい学力」そして「学びに向かう力」へ

 この図は、私たちの学力観を示したモデルです。氷山の水面上に出ている部分がペーパーテストでも測れる「知識・技能」を示します。

 このテストで測れる学力の下には、思考力・判断力・表現力という「見えにくい学力」があります。これらの力は測定することも評価することも簡単ではありません。

 私たちがアクティブラーニング型授業を進めていく中で気づいたのは、「見えにくい学力」のさらに下に「学びに向かう力」が隠れているということです。自己肯定感・感性がこの層に当たります。この層が大きくなると氷山の浮力は大きくなり、結果的に水面上の氷山の体積は増していきます。逆に氷山の最上部だけを鍛えても、浮力の関係上せっかく鍛えた知識・技能は水面下に沈んでいき、生徒の生きる力は十分に育ちません。「学びに向かう力」から「知識・技能」まで、包括的にとらえて伸ばすのが桐蔭学園です。