スペシャルプログラム「みんなのちからで世界をよくしよう 寄付(きふ)について学ぶ授業」を行いました。
日本では12月を「寄付月間」として広めようという活動があります。日本にチャリティの文化を根付かようという目的です。小学校アフタースクールはこの寄付月間に賛同し、アフタースクールでは12月11日より、ご家庭、子どもたちから本の寄付を募る「ブックチャリティーキャンペーン」を実施します。
キャンペーンを開始する前に「寄付(きふ)」ってなに?寄付したお金は何に使われるの?寄付って何のためにするの?を学ぶ機会を作りました。
「寄付ってどんなイメージ?」スタッフの問いかけにたくさんの手が挙がります。
「使わなくなったものをきれいにして、人にあげる」
みんなうなづいています。
学校では最近「赤い羽根共同募金」を実施していたので、
みんなは寄付した?それって何に使われるの?と問いかけると、積極的に子どもたちから意見が出ます。
「お金がない人にあげる!」「地震とか困った人に(わたす)」
みんなが寄付したお金が、学習支援や災害ボランティア支援、盲導犬の育成支援、障害者スポーツs支援etc 様々なことに使われることを学んでいきます。
ほかにも具体的な例で世の中にはたくさんの”困る人”がいることを知ります。
寄付ついて学んだあとは、寄付する先を自分で選ぶ体験(ワークショップ)をしてもらいます。
まず最初に子どもたち一人一人に紙で作った100円×3=300円が渡されました。
そして「困っている子ども」役になってもらう二人に前に出てもらい、
「難病を抱えなかなか同世代の子どもと同じように遊べない子」や「地震の被害で家が全壊してしまった子」になってもらいます。
【困っている子ども役になって発表します】
そして聞いている子どもたちには、自分なら持っているお金をどちらに寄付を支援をするか考えてもらいます。
何人かの子から「150円ずつにしたい」という声が聞かれましたが持っているのは100円3枚。
両方支援をするにしても200円と100円になります。どちらが困っているのか、子どもたちは真剣に考えます。「自分たちと同じような楽しいことができないなんて」という声があがったり、意見がぶつかることも。
このワークショップを3回やりました。子どもたちの話し合いは予想以上に盛り上がり、あっという間に終わりの時間が来ました。「寄付(きふ)」というちょっぴり難しい問題ですが、子どもたちは熱心に取り組んでくれました。終わった後は「楽しかった。困っている人たちがいるから、楽しいっていうのはおかしいけれど。でも楽しかった」いう声が聞かれました。
次の日から始まる「ブックチャリティーキャンペーン」のポスターを教室に貼りたいと言ってくれたり、ワークショップを友だちとやりたいと持って帰る子も。
「明日から本の寄付を募るので、本を入れるポストをおとなで作るね」と言うと
「つくりたい!」の声が沢山。結局、プログラム終了後自由遊びの時間を使って大人は一切手伝わず子どもたちがポストを作ってくれました。
ありがとう!