【小学部】SPプログラム「世界を知ろう☆動物かんきょう会議」

9月26日(月)のスペシャルプログラムは「世界を知ろう☆動物かんきょう会議」です。
9月5日、12日に引き続き、今回で3回目のプログラムになります。
講師の先生には、前回と同じくコスタリカ共和国で環境教育に携わっておられた藤本亜子先生にお越しいただきました。

さあ~今日は何を教えて下さるのかと、みんな楽しみな様子です。

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コスタリカ・ボルネオ・・
コスタリカは前回までにいろいろ教えてもらいましたが、ボルネオはまたまたみんなは聞いたことのない国の名前です。
どうやら前回学んだオランウータンと深い関係のある国のようです。
今日は少し視点を変え、人間がどうして森林を破壊しなければいけなかったのかを考えます。

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森林破壊には、先生が見せてくれた写真のヤシの実みたいな実から抽出される『パーム油』が大きく関係しているようです。人間はもともとのジャングルにあった木々を切り倒し、パーム油をとるためにパームの木を植えました。しかしパームの木の森ではオランウータンは暮らすことができません。でもパーム油をとらなければ、ボルネオで暮らす人間たちも生活に困ってしまいます。

今回はみんなで、ボルネオの村の人々・パーム油をつくる工場の人々・ボルネオの村の村長さんの気持ちになって、どうすればオランウータンも人間も共に幸せに暮らせるか話し合いました。
みんな一生懸命かんがえますが、なかなか答えは出ません。

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それから少し衝撃的なお話も聞きました。
なんとみんなが大好きなポテトチップスやカップラーメンにも、パーム油が使われているのです。
心優しいみんなは、これからスーパーでお買い物をするとき成分表を見てパーム油が使われている食べ物は買わない!なんて声も聞こえました。

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みんなが一生懸命考えたこの問題は、大人たちも頭を悩ます問題です。
きっとすぐに答えは見つからないかもしれませんが、小学生ながらこのような問題を考える機会はみんなにとって大切な経験になったに違いありません。
今日藤本先生に教えていただいたこと、そしてみんなで話し合ったことをどうか忘れないでくださいね☆

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