2013年9月22日（日）に桐蔭横浜大学ミディエイション交渉研究所の公開研究会を開催しました。今回、梅谷眞人氏（富士ゼロックス株式会社知的財産部渉外グループ長、元・首都大学東京非常勤講師）、小山香氏（弁護士、埼玉弁護士会･人権のための法教育委員会委員長、朝霞市市議会議員）、および倉橋りえ子氏（さいたま市立蓮沼小学校教諭）に特別講演をお願いしました。

梅谷氏は、国の内外にわたる企業活動の最前線に立ち、さまざまなビジネス交渉や紛争解決交渉などに携わってこられた経験を踏まえて、「企業間における契約交渉」をテーマにお話をしていただき、また、小山香氏および倉橋りえ子氏には、「埼玉弁護士会の法教育実践」をテーマに実際に小学校で行われた法教育についてご紹介いただきました。その上でご報告者を交えてディスカッションを行ないました。このディスカッションを通じて、二つのテーマが一見、相互に無関係のように見えるものの、実は交渉も法教育も人々の間の話し合いを通じて、社会生活上の問題を適切に解決することに向けた取り組みであり、根底においては共通するものであることが明らかになりました。参加者は30名ほどで、本学法科大学院出身の本年司法試験合格者や在学生、弁護士、調停委員、その他一般の参加者まで、非常に熱心に参加して下さいました。

ミディエイション・交渉研究所