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復興災害ボランティア活動報告(8/9~12)

復興災害ボランティア活動の様子1

8月9日から12日にかけて、スポーツ健康政策学部の3年生9名が、宮城県気仙沼市に赴き、復興災害ボランティアとして清掃活動をおこなってきました。

震災直後から現地でボランティア活動をおこなっている公益社団法人「シャンティ国際ボランティア会」の支援を受けながら、「気仙沼復興協会」が実施する活動に参加してきました。

うだるような猛暑の中を学生たちは、海岸に打ち上げられた瓦、食器、材木、アスファルト、コンクリート片、ビニール類などを分別しながら、黙々と清掃しました。個人を示すようなもの、たとえば写真や身分証明書などを見つけた際にはスタッフに届け出るという規則があるのですが、今回は、そのようなものを見つけることはありませんでした。

翌日は、市役所職員の方々とともに朝5時から気仙沼市の町中を清掃しました。これは、その前夜に復興花火大会が催され、片付けの一環として企画されたものです。

こうした活動の合間を縫って、「奇跡の一本松」で有名になった岩手県陸前高田市と、鉄骨だけが残った南三陸町の防災対策庁舎、さらには多くの被害を出した大川小学校にも足を運びました。また、気仙沼市のお寺の住職さんにも、3・11当日の状況やその後の混乱についてのお話を伺うことができました。

宮城県仙台市から岩手県陸前高田市にかけての海岸線を見学し、地元の方々のお話をあちこちで聞いた学生たちは、皆一様にその被害の甚大さに驚き、現在も仮設住宅で生活しているお年寄りの姿と、復興のめどが立たないなかで忍耐強く生活している地元の方々の姿にショックを受けていました。そして自分たちに何ができるかを真剣に考えていました。

今回の活動は参加人数も少なく、活動日数も短かったのですが、これを第一歩として、本学を挙げて東北の復興に微力ながらも継続して協力していこうと考えています。

皆様方のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

スポーツ健康政策学部 准教授 大野哲也

大野 哲也 准教授(スポーツ健康政策学部)(教員紹介)


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