平成25年11月28日(木)、県立湘南台高等学校がシチズンシップ教育の一環として、桐蔭メモリアルアカデミウムの旧横浜地方裁判所陪審法廷を使用して模擬裁判を実施しました。本学と湘南台高校が平成22年度に連携協定を締結して以来、今回で4回目の模擬裁判となります。
今回は『無免許で自動車を運転していた若者が登校中の小学生の列に突っ込み、5人の児童の命を奪った事件』という刑事裁判シナリオを生徒自ら演じたあと、グループに分かれて、どのような判決を下すべきか、評議を行いました。
評議には本学法学部教員が各グループに1人ずつ入り、生徒の疑問にアドバイスを加えながら進行をサポートしました。アドバイスを熱心に聴いた生徒たちはシナリオの状況や証言を再確認、新たな疑問に気づくなどしてそれぞれの意見を整理し、グループごとに最終的な結論を出し、発表しました。
参加した湘南台高等学校の生徒たちは、歴史的な価値を持つ陪審法廷の重厚な雰囲気に刺激を受けた様子で、大変意欲的に取り組んでいました。司法プロセスに主体的に参加する市民を育てることを目的とするシチズンシップ教育を実現・発展するため、今後も本学として積極的に協力していきたいと考えています。