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「スポーツ政策論」において、文部科学省スポーツ・青少年局スポーツ振興課オリンピック・パラリンピック室長 浅野敦行氏をお招きしました

 去る6月24日(火)3限の授業「スポーツ政策論」において、浅野敦行氏(文部科学省スポーツ・青少年局スポーツ振興課オリンピック・パラリンピック室長)をゲストスピーカーとしてお招きしました。この機会を通じて、学生諸君に2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに関する理解を深めさせるとともに、わが国のスポーツ政策の実際の有り様を知る機会となることを意図しました。

 浅野氏には、「2020東京オリンピック・パラリンピックへの期待-オリンピックがやってくる!!-」と題して基調講演をしていただきました。事前に受講生(登録人数約330名)に、実際のオリンピック政策担当者に対してお聞きしたいことについてアンケートを実施しました。真摯に学生の質問を受け止めていただき、熱意あふれる講義をしていただきました。「オリンピック・レガシー(遺産)」への強い想いは、学生諸君の胸に刻まれたことでしょう。

 講義後には、田中暢子准教授(2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与)に、授業担当の吉田(司会・コーディネーター)が加わり、フロアーを交えてのクロストーク(意見交換)を行いました。積極的な学生の質問をきっかけに、いくつかの難問も出てきましたが、活発な議論がなされました。田中准教授からは、専門とされる障害者スポーツの視点のみならず、広くオリンピックを含めて、今後の在り方について、意見が述べられました。

 最後に、浅野氏から、会場の学生諸君は、必ずや何らかの形で東京オリンピック・パラリンピックに関わることになる旨が指摘され、どのように関わったらよいか、是非、真剣に考えてほしい、とのメッセージが発せられました。開催は6年後とはいうものの、今から係わり合いを持ち続けることが必要でしょう。

 「スポーツ政策論」の授業では、先に、神奈川県政策局が行った「神奈川から大会を盛り上げていく取組み」についてのアイデア募集に対して、受講生からアイデアに関するレポートを提出してもらい、約270件の提案が寄せられました。本日の特別講義が、このアイデア募集とともに、大会への関わりへの第一歩になってくれることを期待しています。

 この特別講義の前日には、本学を含めた全国552大学・短大が、2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会と五輪教育の推進などを目的に連携協定を締結しました。

スポーツ健康政策学部スポーツ健康政策学科 教授 吉田勝光

「スポーツ政策論」の様子1 「スポーツ政策論」の様子2
「スポーツ政策論」の様子3 「スポーツ政策論」の様子4


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