教育システム

子どもの伸びる力を最大限に発揮させる教育

子どもの伸びる力を最大限に発揮させる教育

 桐蔭学園は、幼稚部から高校に至る完全一貫教育を実施しています。 子どもの成長を長期的視点からとらえた一貫教育は、卓越した教育を生み、子どもの成長に多大な貢献を果たしています。 有名大学へ多数の合格者を出す実績もその証左のひとつでしょう。 一方、スポーツでは昭和46年に甲子園初出場初優勝の快挙をとげ、文武両道に秀でた学園としての地歩を築いてきました。

 一貫教育の中で、幼稚部・小学部の教育は重要な地位を占めています。子どもの成長力には目をみはるものがあります。 この伸びる力は、一貫教育の下で共通する教育理念・方法に支えられてこそ飛躍的に高まります。 幼・小教育で培われた基礎知識の学習の意欲づけは、中学・高校での土台・骨格となって、中・高での成長・発展の大きな源となります。 逆に幼・小での蓄積は一貫教育の中・高でこそ大きな果実となって実るのです。

 幼稚部から小学部、中学校、高校、中等教育学校へ進んでいけるシステムをとり、 各々の段階の教育が真の意味で緊密に有機的に連繋し、子どもの伸びる力を最大限に発揮できる教育を実現しています。

桐蔭独自の理想の教育環境

桐蔭独自の理想の教育環境

初等教育学校としての幼稚部

初等教育学校としての幼稚部

  • 遊びを大切にします。小さないさかいをくりかえしながら、友だちとの交わりかたを覚えていく。自分のクラスだけでなく、上や下のクラスの友だちとも仲良く遊べるようになります。
  • 体を動かす楽しさを体験させます。各人の体力・気力に合ったペースで、なわとび・鉄棒・まりつき・雲梯などに取り組みます。
  • リード楽器や打楽器。系統的で無理のない指導で、5歳児全員が演奏できるようになります。
  • 昔話、童話などのお話を聞き、味わい、話せる力を育てます。空想力や想像力、そして他人への思いやりや常識も体得していきます。
  • 文字を読み、書き、教えることを指導します。年度始めに小学部の低学年と連絡会議を開き、無理のない努力目標を設定します。
  • やらなくてはならないことを、実際にやってみる、事実をもって考えることを大切にします。言いかえれば、遊びと生活を通して、経験によって学んでいくのです。

初等教育学校としての小学部との連繋

初等教育学校としての小学部との連繋

 21世紀に活躍する真のエリートを育成する目的で、平成13年4月に桐蔭学園中等教育学校が開校しました。これに合わせて幼稚部・小学部を初等教育学校として位置づけるため、これまでのカリキュラムの見直しと再編を行ってきました。
 新しいカリキュラムの内容は、中等教育学校との一貫性を踏まえた密度の濃いものであり、使用教材の開発や配当時間等、本校独自の特色あるものとなっています。詳細については各教科の項目をご覧下さい。

「夢」を見つける

「夢」を見つける

人間形成の基盤

 幼児期の子どもたちにとって、遊ぶことも学ぶこともそして心を動かすことも、別々のこととしてではなく、渾然一体となった体験として受けとめられます。その中から、将来を決めていく、その子なりの人間形成の基盤がつくられます。

夢の芽生え

 日々仲間と触れあう幼稚部での生活は家庭生活と同じく、子どもたちがひととして成長していく重要な場所です。そこでは丈夫なからだをつくり、生あるものを思いやる心を育み、知性を伸ばしていきます。言わば生きることの基本を身につけます。そして将来の夢が芽生えてきます。それを卒業時の「大きくなったら」という文章で表します。どんな大人になるのか、夢と希望が躍動しています。

元気に「遊ぶ」

元気に「遊ぶ」

存分に遊ぶがモットー

 この時期の子どもの成長にとって、遊ぶことは大きな比重を占めています。ですから、元気に楽しく遊ぶことを最も大切に考え、その手助けをします。1日に1度は必ずアスレチックゾーンに出、思う存分遊ばせます。さわやかな汗は気持ちを清々しくし、その後の学習への集中力を高めます。

遊ぶことが学ぶことの始まり

 遊ぶことは子どもの体を鍛え、つくることであり、同時に、ものに触れ、観察することでもあります。たとえば、いつもその下で遊ぶ木から多くのことを学びます。夏繁っていた木が秋に葉を落とすのを見て、自然の営みを体感するでしょう。また、拾った落葉は子どもたちを数えることに導きます。さらに木や木に棲む虫にかかわる言葉を自然に覚えていくのです。

やさしい「心」を育む

やさしい「心」を育む

芸術にふれる情操教育

 シンフォニーホールや遊戯室で開催される多彩な公演、あるいは鍵盤ハーモニカや打楽器を使った音楽教育は、子どもたちの感性を磨き、情操を育みます。

一粒の種にこめられた命

 はつか大根などを自らの手で種から育てます。一粒の種が美しい花やおいしい野菜になることを目のあたりにして、子どもたちは自然の恵みと命の大切さを知るようになります。

思いやる心

 給食の時には小学部5・6年生のお兄さん、お姉さんたちと一緒に当番が配膳を手伝います。これは「自分のしてほしいこと」を「ひとのためにする」のを学ぶ機会になります。給食をつくってくれた人への感謝の念もでてきます。初めての集団生活である園での日々が、おのずと子どもたちに他を思いやる心を植えつけていきます。

丈夫な「からだ」をつくる

丈夫な「からだ」をつくる

無理のない体力づくり

 なわとび、鉄棒、マット運動、ボール投げなどいろいろな運動にチャレンジします。なわとび30回、鉄棒は逆上がりといったような種目ごとに努力目標を設定して、取り組みます。ここで大事なのは、子どもの成長、発達は一律でないこと。子どもの個性にそくして早い子は早い子なりに、遅い子は遅い子なりに頑張ればいいのです。無理なく着実に、が原則です。

いつも元気

 子どもは風の子 ―― あまり使われなくなった言葉です。が、寒さをものともせず駆けまわる子どもは元気の象徴です。炎天下、プールでの水遊び、木枯らし吹くなか、グラウンドでのかけっこは、暑さ寒さに負けない丈夫な子を育てていきます。

基本を「学ぶ」

基本を「学ぶ」

まとめとしての読み・書き・数える

 年長組では読み・書き・数えるの基本を学びます。これは決して先取りの詰めこみ教育ではありません。子どもたちが遊びなどを通して自然と学んできた「数」や「言葉」。そのよりよき理解のための整理、まとめとしての学習です。また、幼稚部は一貫教育の出発点であることから、この学習は将来の土台づくりの意味をもっています。それは知識の獲得ということ以上に、学ぶことの習慣化、姿勢を培うものです。

学習目標

 学習時間は「言葉」「数」とも1週間で各1~2時間。目標は、ひらがなを使って短文を書くことができることと、10までの数の足し算、引き算ができるようになることです。