2月19日金曜日
今日はスペシャルプログラム「♪」です!
弁護士の酒井将先生に来ていただき、1・2年生だけで模擬裁判をします!!
まず最初に紙芝居を見て、今回扱う事件についてみんなで確認していきます。
事件のポイントは、「A君の家からWiiが盗まれた。」「B君が夜にA君の家から出ているところをC君が見ていた。」「B君は以前からA君のWiiを欲しいと言っていた。」というもの。
子どもたちは、B君は犯人ではないと思う弁護側、B君が犯人だと思う検察側、そして裁判官の3つのグループに分かれました。
それぞれのグループで話し合い、目撃者のC君にどんな質問をするのか、被疑者のB君にどんな質問をするのかを話し合ったり、誰が犯人の可能性が高いのかを探ったりしていきます。
中には「C君が犯人なんじゃない!?」という議論が過熱するグループも・・・。いろいろな意見が飛び交います。
準備が整ったら、いざ模擬裁判です!!
目撃者C君への質疑応答から始まります。
「何色の自転車でしたか?」
「なぜB君だと思ったのですか?」
「そのときC君は何をしていたのですか?」
子どもたちからは質問の嵐です。
最初はなかなか発言できなかった子どもたちも徐々にヒートアップ。どんどん進んで発言していく姿にスタッフもビックリしました。
続いて被疑者B君への質疑応答です。
「何色の自転車を持っていますか?」
「A君の家にはいったことはありますか?」
「その日、どんな服を着ていましたか?」
「覚えていない」「やっていない」の一点張りで、サングラス姿、ちょっと態度の悪いB君に対してみんなは疑いの目を向けます。
「嘘をついてはいけませんよ!!」「どうやって家に入ったんですか?」と、どんどんB君が犯人に思えてきた子どもたち。
裁判の終わりに、Bくんが犯人と思うかどうかを聞くと、ほとんどの子どもたちが犯人だと思うという意見に変わっていました。
しかし最終判決後、酒井先生が「この裁判を実際に行ったら、判決は無罪です。」と教えてくれ、みんなびっくり。
何か事件が起こった時に、あの人が犯人かもしれない、疑わしい。だけど証拠はない・・・
普段の生活でも起こりがちなことです。
つい外見やイメージなどに囚われて人や物事を見てしまいがちですが、
「本当に悪いのはその人なのかな」と冷静に事実を確かめることが大切だということを教わりました。
それを聞く子どもたちの表情もとても真剣でした。
1・2年生にはちょっと難しいかな?と始めたプログラムでしたが、みんなとても頑張り、充実した時間となりました!