卒業生の声

活躍する卒業生たちから、後輩へメッセージ
※スポーツ健康政策学部の卒業生のコメントを掲載しています。

卒業生の声

GRADUATES

小学校教員

大和市立大野原小学校 勤務(2018年度現在/CAMPUS GUIDE 2020掲載)

眞壁 美咲

スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2018年3月卒業)

県立上溝南高等学校出身(神奈川県)

教員として求められる指導力の基盤を、確実に固められた大学時代

児童たちが安心しながら、勉強に取り組める授業を展開。

2年生のクラス担任を務めています。大学4年間を通じて、現在に活きていると感じるのは教科指導方法の授業です。学生が教師役と児童役に分かれて、模擬授業を行いました。板書の工夫法や児童のそばで指導助言を行う机間指導の方法について、学生同士で協議して効果的な指導を修得できたことで、教育現場に活きる力が養えたと思います。実際、授業の進め方を考える際に、大学時代の授業からヒントを得ることもあります。授業を行う上で心がけているのは、児童たちが「できた」という達成感を味わえることです。そのためにも授業の最初には前日の復習を行い、勉強が苦手な児童も、安心して授業を受けられるようにしています。

高い意識で着実に力を伸ばし、教員採用試験を無事に突破。

大学時代、友人と問題を出し合ったり、模擬授業などをして、教員採用試験対策に取り組みました。同じ目標を持つ仲間がいたからこそ、勉強に励めたと思います。また、私は在学中、自治体の教員養成所に参加したことで、自分が思い描く「なりたい教師像」や「どんな児童を育てたいか」まで具体的にイメージできるようになり、モチベーションアップにもつながりました。面接試験においても、本番当日、緊張せずに力を発揮できたのは先生の熱心な指導の下、繰り返し練習ができたからです。充実した実践授業、先生の親身なアドバイス、切磋琢磨できる仲間。そうした環境があったからこそ、小学校教員の夢を叶えることができたと実感しています。

小学校教員

横須賀市小学校 勤務(2017年度現在/CAMPUS GUIDE 2019掲載)

藤崎 美里

スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2016年3月卒業)

私立日本大学藤沢高等学校出身(神奈川県)

児童たちの成長につながる、授業と生活指導を心がけて。

大学での実践授業が実際の教育現場でも役立っている。

小学校から高校までの教員免許が取得できる点に魅力を感じてスポーツ教育学科へ進学しました。小学校教員に決めたのは、幅広い教科を通じて子どもたちを育てたいと考えたからです。大学で印象に残っている授業は「教科指導法」です。学生たちで教員と児童役に分かれて授業構想を練り、実践する内容で、指導法に対する理解を深められました。現場に立ってからでも、授業を思い出して指導しています。指導を工夫することで跳び箱などの授業で跳べなかった子ができるようになった時などは、教員として自信が持てますね。また、児童の成長を身近で感じられる点にやりがいを感じています。

学力向上だけでなく、人間力形成を重視した指導を意識。

クラス担任を持つようになって2年が経ちます。現在は3年生の担任です。小学校中学年は人間形成において、まだ未熟な部分があります。そのため授業を通じて学力を向上させる以上に、クラス内で自分の考えを伝える力、相手の考えを聞く力などコミュニケーション力を伸ばすことを大切にしています。そのためにも、児童同士でトラブルが起きた時は「どう伝えれば良かったのか」などと質問して、児童が自分で考える指導をしています。また、保護者の方への対応も教員として重要な仕事です。学校で児童がどのように過ごしているのか、長所や短所を細かく伝えて、保護者の方にも安心していただけるようにしています。

小学校教員

横浜市立森の台小学校 勤務(2015年度現在/CAMPUS GUIDE 2018掲載)

佐々木 莉紗

スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2013年3月卒業)

県立不来方高等学校出身(岩手県)

楽しく、分かりやすく「伝える」授業を心掛けています。

自分が受けたかった授業を、自分の手で。

子どもの頃、小学校があまり好きではありませんでした。そんな私が「先生になろう」との意思を固めたのは、大学に掲示があった小学校でのボランティア活動に複数回参加したことがきっかけでした。日々できることが増えていく子どもたちの成長の軌跡を間近に見られる楽しさに魅了され、先輩教員が取り入れている私の知らない指導法を直接目にしているうちに、自分もこんな授業を行って、子どもに学ぶこと、学校に来ることを好きになってほしいと考えるようになったのです。その気持ちが、楽しい授業を展開できる教員になるという目標にもつながっていきました。

努力を重ね、結果を導く。

在学中は、スポーツを切り口としたビジネスやテクノロジー、人の心のあり方など多様な世界に触れていく授業を経験し、視野が広がりました。そのうえで教師になる道を選んだ私は、3年次に教員志望者のための特別ゼミにも所属。同じ志を持つ仲間と励まし合いながら、数え切れないほど面接や模擬授業の練習を行いました。このように時間をかけて自分に自信を付け、教員採用試験対策に詳しい先生方にも協力いただいたことーそれが、合格につながる要因だったと感じます。大学で過ごした4年間は、漠然としていた将来に「教員」という形を与えてくれた、私にとって意義深く、忘れがたい時間です。

教師

富山県 高等学校 勤務(2015年度現在/CAMPUS GUIDE 2016掲載)

伊東 篤志

スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2015年3月卒業)

県立滑川高等学校出身(富山県)

自ら積極的に行動することで、念願の仕事にたどり着きました。

教師になりたいと強く意識し始めたのは中学3年生の時です。当時、家族が立て続けに入院してつらい時期にあったのですが、担任の先生が私の異変に気づき、常に気遣ってくれました。おかげで苦しい時期を乗り切ることができた時、自分もいつか子どもたちの力になりたいと思い、教師を志しました。もともとスポーツが得意で、体を動かす楽しさを子どもたちに伝えたいと、保健体育の教員資格取得に照準を定め、中高だけでなく小学校の教員資格も取得できるこの桐蔭横浜大学を選びました。

教員採用試験を目指すためには、相応の覚悟と努力が必要です。授業を一生懸命聞くのはもちろん、自分から積極的に行動することが求められます。私の場合は、教職ゼミや学内での対策講座に積極的に参加し、講義を聞いたり論文を書いたり、キャリア情報センターでさまざまな相談に乗ってもらったりしていました。この大学のよいところの一つは、自分から求めれば先生方やスタッフの方々が最大の力でサポートしてくれる点にあると思います。先生から紹介されて、小中学校の学習支援や校外学習の引率などのボランティア活動にも参加しました。そこでは、現場の先生の生徒の言動に対する対応や指導の仕方などを間近に見ることができ、とてもよい勉強になりました。念願の教師になってまだ間もないですが、子どもたちの生き生きとした笑顔が大きな励みになっています。

Q.教師を目指す際に必要なことは?

A.教員資格を取るだけでなく、採用試験に合格するまで、長く厳しい戦いです。絶対に教師になるんだという強い決意を持ち、自分から行動して周囲を巻き込んでいくことが、大切だと思います。

Q.桐蔭での課外活動で印象に残っていることは?

A.部活動のバドミントンでは、人数が少なかったので大変なこともありました。その分、メンバーと深めた絆は大学生活の宝物です。

小学校教員

神奈川県 小学校 勤務(2014年度現在/CAMPUS GUIDE 2015掲載)

目黒 朋美

スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2014年3月卒業)

私立東海大学付属相模高等学校出身(神奈川県)

仲間と夢中になって学べる環境が背中を押してくれました。

私の家族は、全員からだを動かすことが好きでスポーツに親しんでいます。運動は低学年の頃に好き嫌いが決まってしまうと知り、だったら楽しさを教えてあげたいと小学校教員を目指しました。私が所属していたゼミでは、指導案や授業づくりを徹底的に学ぶ合宿もあります。学生が交代で先生役を務め、ひたすら授業を行うのです。これには鍛えられました。他の学生の授業で新たな視点に気付かせてもらったほか、仲間がいるおかげで発想が何倍にも広がりました。チームプレーで互いが成長できたのです。この経験が教育実習や教員採用試験で役立ちました。特に採用試験では受験生が交代で先生と児童役を務め評価し合うのですが、私は自信を持って挑めました。模擬授業を楽しむ余裕があり、児童役の一人ひとりの表情まで見えたのです。今は、登校から下校まで、あっという間の毎日ですが、限られた時間の中で準備を進めながら子どもたちとの触れ合いを楽しめ、トラブルにも柔軟に対応できるのは、桐蔭で先生と仲間の熱意に導かれたおかげだと思っています。

Q.桐蔭の学びの中で後輩に伝えたいことは?

A.いつでも何でも先生に相談できる環境です。私は部活と勉強の両立に悩みアドバイスを受け、学部の勉強、教職課程、ボランティア、部活と4年間フルに学ぶことができました。

Q.教師になるために必要なことは?

A.積極的にボランティアなどに参加して、子どもや先生方と関わり、現場を体感することです。また、教師は次世代を育てる責任ある仕事。常に自分を高め、考える姿勢が必要です。

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