企業は法律を駆使する実践の場、知識と経験を活かしたい
岩山 勝湖さん ● 慶應義塾大学法学部卒業 ● 生命保険会社勤務 ● 12年3月 桐蔭法科大学院修了 ● 15年9月 司法試験合格 |
民間企業に勤務している私は、法科大学院と仕事を両立させることは諸々の負担が大きく困難だと思っておりましたが、幸いにも職場の理解や支援もあり、勉強を継続し合格することができました。
授業は限られた時間の中で所定のカリキュラムを行うわけですし、宿題その他予習・復習とあるため、安易な思いでは到底できるものではありません。しかし、桐蔭法科大学院には熟練の講師陣が揃っており、遥か昔の大学生時代とはまた異なる充実した時間を過ごし、勉強にも前向きに取り組むことができました。もっとも、授業の後は帰宅が深夜になる一方で翌日は仕事、という中で勉強時間の確保は課題にはなりましたが、仕事を効率よく行って時間を作り出したり、週末はもちろんのこと、移動時間や昼休み等を利用したりすることでやり繰りしました。
司法修習は今後適切なタイミングで行くつもりですが、その後は今までの勉強と業務経験を糧にして、企業内でのエキスパートとして活躍をしたいと考えております。企業での法律業務は契約書の作成・審査、機関運営、行政との折衝、約款の解釈、労務関係、社外との提携等の案件検討等多岐に亘り、法律を駆使する実践の場が日々存在していると言っても過言ではありません。また、合格をきっかけに、最近は法律業務以外にも、業務の幅を広げる機会もできたので、法律に偏ることのないバランス感覚を持った弁護士を目指したいと思っております。