学位授与方針
本法科大学院が養成の目的とする法務専門職像は、国民に対し幅広い法分野にわたって法的サービスを提供することのできるジェネラリストとしての法務専門職である。さらに、それに加えて、本法科大学院は、少なくとも1つの法分野において、深い法的知識・知見を有し、その分野において最高水準の法的サービスを提供できるスペシャリストとしての側面も併せ持った人材を養成することを目標としており、医学、工学、会計等、法律以外の分野の専門的知識を既に有する者に対し、高度の法律教育を提供することにより、特定の分野を専門とするスペシャリストとしての専門家(ハイブリッド法曹)を社会に送り出すことに重点を置くものとする。
かかる専門家を養成するために、本法科大学院では、「基礎から応用、そして展開へ」という履修方針に基づき、理論と実務の架橋を強く意識したカリキュラムが設けられており、3年間の在学期間を通じて、「法律基本科目群」、「実務基礎科目群」、「基礎法学・隣接科目群」および「展開・先端科目群」から、各科目群において定められた単位数を含む93単位以上(かつGPA1.8以上)を修得した者に対して、「法務博士(専門職)」の学位を授与するものとする。