桐蔭学園アフタースクールに野間口貴彦さん(新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ チーム強化アドバイザー兼投手コーチ)が来てくれました!

昨年末の12月22日(水)、寒さもいよいよ厳しさを増してきたなか、桐蔭学園の体育館は子どもたちの熱気にあふれていました。

体育館のドアが開き、子どもたちとスタッフそして駆けつけてくれた先生たちの拍手に包まれて入場してきたのは、野間口貴彦さん。元ジャイアンツの投手、現新潟アルビレックス・ベースボール・クラブのコーチです。

そう、今日は待ちに待った、野間口貴彦さんと野球について触れ合うスペシャルプログラムの日。野球を習っていて自分のマイグローブを持参してきた子、運動大好きな女の子、野球初心者だけど本物の選手に会いたい子、総勢22名が集まり、野間口さんとの楽しい時間が始まりました。OLYMPUS DIGITAL CAMERAPC220239修正後

開始早々、野球経験者の先生のミットに繰り出された野間口さんの剛速球。受け止める先生の具合を見ながらどんどん球のスピードを上げていきます。

「ズバーーーン!! ズバーーーン!!」

野間口さんから放たれる剛速球がミットにうずまる音がとどろくたびに、子どもたちからもスタッフからも歓声と驚きの声が沸き上がりました。子どもたちは間近でみる球の迫力に、一球一球に目をきらきらさせながら真剣に見つめていました。

続いてはお待ちかね、野間口さんとのキャッチボールのコーナー。球を投げるコツを習った後は野間口さんに向かって実際に球を投げてみました。初めてキャッチボールをする子も野球経験のある子も、精いっぱいの力を込めて思いきり野間口さんに向かって球を投げました。桐蔭の子どもたち、上手に投げる投げる!

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「おお、いい感じ!」「うまいうまい!」

子どもたちの元気な球が力強く野間口さんに届くたび、野間口さんも驚きの声を上げていました。だんだんと熱気も高まり、球を投げるリズムもできてきて子どもたちも野間口さんもとても楽しそう!全員2回ずつキャッチボールをすることが出来ました。「もっとやりたいよ!!」と惜しまれつつも、今度は質問コーナーへ。

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子どもたちの質問に、自分の経験をもとに貴重な回答をしてくださいました。

質問「試合でピッチャーをする時、緊張して、コントロールが悪くなります。どうしたら、試合で練習通りの球が投げられますか?」

「今まで練習をしてきた努力を信じて、今までこれだけやってきたんだから大丈夫という自信をもって臨んでみてください。そして、自分がマウンドに立ちたくさんの人に注目される気持ちよさも楽しめるようになるといいと思います」

質問「学生時代、現役時代、食事はどんなものに気を使ってとってましたか?」

学生の頃は体の線がとても細かったので、とにかくたくさん食べて体を大きくすることを目指していました。当時は寮生活だったので、自由におかずをおかわりすることが叶わず、白いご飯を何杯もおかわりしていました。

質問「わたしは女子ですが、腹筋をきれいにつけたいです。どうすればいいですか?」

とにかく腹筋しまくって下さい!笑 僕も毎日腹筋していますよ!

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そしてイベント後半は野間口さんの記念品をめぐって勝ち抜きじゃんけん大会!子どもたちも気合が入ります。見事勝ち抜いた子どもには、その場で野間口さんがサインしてくれたボールをプレゼントしてくれました。大切に握りしめている子どもたちを見て、野間口さんもとても嬉しそうでした。桐蔭の子どもたちからもクリスマスプレゼントを渡し、野間口さんの隣を争いながら記念写真をパチリ。

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OLYMPUS DIGITAL CAMERA※写真撮影のときのみマスクを外しています。

最後に野間口さんから

「とにかく、私は野球が大好きで、学校から帰ってくれば友達と野球、家でも野球ゲーム、合間に素振りをしたりと野球三昧の子ども時代でした。本当に好きだったのです。そんな好きなことを仕事にしたことはよかったかどうかは別として、こんなにも好きなことが見つかって没頭できたことは人生の宝物だなあと思っています。ぜひ皆さんも大好きなことを見つけて打ち込んでみてください。」

と、子どもたちへ素敵なメッセージをいただきました。

翌日、「先生、見て見て!」と昨日参加していた子どもに手を引かれて行ってみると、かばんの中のサインボールを大事そうに見せてくれました。昨晩はサインボールと一緒に寝たこと、そして野球を習おうかと思っていることも教えてくれました。昨日の野間口さんとの時間が、子どもたちの中に小さな種を蒔いてくれたんだなと思った瞬間でした。

日常ではなかなか感じることのできないプロ野球の世界。そんなまぶしい世界を垣間見せてくれた野間口さんに、そしてこの素晴らしい時間を共につくってくださったスタッフに心より感謝です。

本企画は、スポーツ選手を応援するPOD Corporation株式会社様のご協力のもと実現いたしました。また、開催にあたり消毒スプレーをCleair株式会社様よりご寄贈いただきました。

本当にありがとうございました。

開催:桐蔭学園アフタースクール
協力: POD Corporation株式会社 https://pod-corp.com
物品提供: Cleair株式会社  http://cleair.jp