昔話のお話 その3

 昔話のお話、第三弾です。昔話シリーズ最終回です。(多分)

 さて、「昔話」、と言われるとよくイメージされるのがグリム童話、イソップ物語、アンデルセン童話です。この中には一つ、昔話でないとはっきりしているものがありますが、どれかわかりますか?
 正解は、「アンデルセン童話」、です。簡単に説明しましょう。
 グリム童話はヨーロッパの昔話を集めてグリム兄弟という人たちが本にまとめたものです。まとめたグリム兄弟の名前がついていますが、中身は昔話。
 イソップは古代ギリシアの人といわれています。その人がつくったお話をまとめたものと言われています。そのため昔話かどうかは微妙なところですが、ただ、あまりに昔のことでそれが本当にイソップの書いたものなのかどうかがはっきりわからないので、昔話の仲間に入っているようです。
 最後のアンデルセン童話は、デンマークという国のアンデルセンが書いたお話です。書いた人がはっきりわかっているので、これはあまり昔話とはいいませんが、書かれたのが200年近く前なので、昔話グループと一緒に紹介されていることも多く、紛らわしいですね。

 アンデルセンが書いたお話は「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子」「人魚姫」などのお話があります。どれも有名なので、聞いたことがある人も多いでしょう。
 昔話ではありませんが、心に残るお話がたくさんあるので、ぜひ、こちらも特に高学年の人は読んでみてくださいね!

 それでは、また次の記事で!