T-project2回目の様子です。
冒頭に改めて今回のプロジェクトミッション、”古本の寄付を学校で募って、難病の子どもとその家族を支援しているNPOに寄付をすること”を確認しました。
前回は「寄付」について学びましたが、今回は寄付をさせていただく予定のNPO法人シャイン・オン・キッズの方から、難病、特に小児がんの子どもたちが置かれている環境とNPOが取り組んでいる「ファシリティドッグ」に関する活動について学びます。
始めにご自身が小児がんを患っていた経験を持つスタッフの方がお話をしてくださいました。
「小児がんは何歳くらいの子どもがなると思いますか?」
緊張する子どもたちにクイズからスタート。
小児がんが8割治る病気であること、治っても10年間は病院に通い続けなければならないことなど
小児がんについて学びます。また子どもの頃の闘病体験や今のお仕事についてお話ししていただだきました。子どもたちは真剣に聞きます。
次にNPO法人シャイン・オン・キッズの活動についてお話を聞きました。
まずは社会課題として長期入院する子どもたちの置かれる環境についてお話をしてくださいました。
「入院するとどんなことを我慢しなければならない?」「どんな気持ちになるだろう?」
という問いかけに子どもたちからは、
「家族と会うこと」「外出すること」「悲しかったり、さみしかったりする」と答えます。
平均1年ほど入院するという小児がんの子どもたちは大変な治療が待っています。
そうした入院中の子どもたちに対して、NPOが取り組んでいる事業が「ファシリティドッグ」です。「ファシリティドッグ」は、病院に”常勤”する犬です。
ファシリティドッグとハンドラー(看護師資格を持つ)が、手術前、治療の時、リハビリの時、犬が寄り添うことで子どもたちの心をケアします。
犬に会うのが入院中の何よりの楽しみだったという、子どもたちの声も紹介されました。
そして、事前に子どもたちから集まった質問にも答えていただきました。
「ファシリティドッグになる犬たちは、生まれてからどれくらいで訓練を始めますか?」
「ラブラドール以外の種類の犬もいるんですか?」
「犬は赤ちゃんから育てているんですか?」
子どもたちの関心に沿って、シャイン・オン・キッズの皆さんもスライドや動画を準備して答えてくださいました。
「ぜひ今日知った皆さんは、アンバサダーとなってほかのお友達に伝えていってください」
最後にこれからチャリティ活動を行う子どもたちにエールをもらいました。
次回はいよいよチャリティ活動の準備です。