4月25日(木)に、音楽座ミュージカルのプロデュースによる「シアターラーニング」がコロナ禍を経て実に5年ぶりに行われました。中等1年生の学年づくりの様子をお届けします。
「シアターラーニング」とは、「ミュージカル」と「研修」が融合した新しい体感型研修です。
歌唱、演技、創作表現を組み合わせたワークショップに、音楽座ミュージカルの俳優陣で編成されたファシリテーターとトレーナーが関わることにより、「大きな感動」と「深い学び」、そして「場の一体感」が生まれるダイナミックな研修です。
桐蔭学園中等教育学校のキャリア教育において、このシアターラーニングは「他者と出会い、傾聴と承認を学ぶ」ための重要な位置づけです。
音楽座、シンフォニーホールスタッフ、学年教員が打ち合わせを重ね、1年生の学級開き、学年づくりのキーコンテンツとなるよう工夫を重ねたプログラムを実現させました。
目標は「表現マスターになる」こと。
参加した生徒たちは、想定外のさまざまなシチュエーションにおいて「あるべき姿」を演じることで、次第に自分の殻を破り、自分から前へ踏み出す意識と表現する力を養うのです。
緊張しながら入場した生徒たちでしたが、すでに始まっているパントマイムに惹き込まれ、笑顔が起こります。
最初は硬い表情だった生徒も、さまざまな仕掛けによってどんどん表情豊かになり、互いのコミュニュケーションによって個々の表現力も高まって行きました。
本校で大切にしている「傾聴と承認」に通じる新たな経験です。最後は体育館内に響きわたるほどの声を出しながら、楽しく今日の体験を終えました。
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