高等学校女子部の石橋 生教諭(東京大学空間情報科学研究センター協力研究員)は、探究活動「未来への扉」GISゼミの研究でESRIジャパン・東京大学・横浜市青葉区の産学官と連携し、2022年から始まる高校必修科目「地理総合」の3つの柱、GIS (地理情報システム)・防災教育・グローバルを踏まえた、「GIS×防災教育×健康=健康のことを考えながら楽しく防災について学ぶ」教材をGISゼミの生徒たちと一緒に考案しました。さらに、「地理総合」を始める最初の学年である中等1年の地理の授業でICT教材を積極的に活用し、紙の地形図とGoogle Earthのデジタル地図を見比べて、地図を立体的に読み取る手法を実践しました。また、大学入試問題を中学生が仲間と一緒に考えたくなるようなアクティブラーニング型問題に改良して、地域の特性をいかした観光資源開発を考慮した地域活性化戦略を立案しました。これら2つの授業実践例から、地理情報システム学会、国土交通省、文部科学省の審査委員会が選考する初等中等教育におけるGISを活用した授業に係る優良事例表彰で、石橋教諭の「産学官をつなぐ地理総合に向けたGIS教材の利活用」が日本地図センター賞(地図の効果的な活用の観点)を受賞し、10月19日(土)に徳島大学で表彰式が行われました。なお、本研究については、11月16日(土)に東京大学で開催されるCSIS DAYS 2019(全国共同利用研究発表大会)で口頭発表・ポスター発表を予定しています。
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