桐蔭学園中等教育学校の入試はいよいよ2月1日(土)から始まります。
私(岡田)は桐蔭学園の出身、中高の6年間お世話になりました。つまり、私も中学受験を経験しているのです。
今からもう40年以上も前の2月1日、それは本当に寒い朝でした。桐蔭学園の入試に向かう私に、母親は5枚も6枚も重ね着をさせました。
小田急線の混雑する車中に約40分間、柿生駅に着く頃にはあまりの暑さに汗びっしょりになり、衣服と荷物のあまりの重さに疲れ果ててしまったことをはっきりと覚えています。
同行した母親もこの日のことをよく記憶していて、今でも「あんた、電車の中で汗びっしょりになってたわね」などと笑いながら語ることがあります。
こちらは「それはあれだけ重ね着させられたからでしょ」と指摘するのですが、どうやらそこだけは覚えていない様子。人間は、自分の都合の悪いことは忘れてしまうようです(笑)。
このように、中学入試当日のこと(もう40年以上も前になるのですが)は、不思議なことに今でも鮮明に覚えています。
受験教室で焚かれる石油ストーブの匂い、試験監督の先生の顔、運動能力テスト(当時の桐蔭学園には4科に加えてこのようなテストがあったのです!)などなど…。
おそらく一生忘れることはないでしょう。
受験生の皆さん。中学入試の日、それはおそらく君にとって一生忘れられない1日になるはずです。一緒にお越しになる保護者の皆さんにとっても同じこと。
だからこそ、この日を「悔いの残らない1日」にしてほしい。一生忘れることのない1日、それが「悔いの残る1日」であってはあまりにも悲しい。結果はどうであれ、「全力を出し切った!」と言える1日にしてほしいと願っています。
春になると、桐蔭学園は満開の桜で包まれます。この桜の下で、皆さんと会えるのを楽しみにしています。
そして、私自慢の桐蔭学園の在校生たち。彼ら彼女らも皆さんの入学を心待ちにしています。今よりも一段成長した「先輩」として、皆さんを迎えてくれることでしょう。
体調を万全に整えて、入試当日は元気にお越しください。(重ね着のしすぎにご注意を)
頑張ってください!
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