2020年2月8日(土)9:45より、桐蔭学園シンフォニーホールにて本校保護者対象の講演会が行なわれました。内容を予告した後の反響が大きく、会場を予定していた小ホール(202席)からシンフォニーホール1階席へ変更しての開催でした。
今回の講演会は、静岡産業大学副学長である医学博士・小澤治夫先生を講師に「子どもを一人前に育てる大人の責任 ~成功者に学ぶ生活習慣の法則~」というタイトルで、開催されました。
小澤先生には以前も「夢や希望を叶えるために ~一流スポーツ選手・タレント・作家・東大生から学ぶ生活習慣8カ条~」というテーマで、中等教育学校の生徒たちに対してご講演していただいていますが、本日も先生が長年調査・研究されてきた豊富なデータ分析をもとに(全国的なデータもあれば、ご自身が高校教員としてお勤めになっていた頃の目の前の生徒のデータなどもありました)、子ども達の気力・体力・学力向上のヒントに関して多角的な話題が提供され、大変参考になるお話でした。
小澤先生の巧みな話術に400名近い参加保護者の方々の間からは時折笑いが起こり、和やかな雰囲気の中で濃密な時間が流れていきました。先生が提唱されている“風車理論”についてもふれて下さいました。
とり上げられたのは以下のような話題でした。
・A〔学習30分+スマホ1時間以内〕生徒群とB〔学習2時間+スマホ4時間〕生徒群では、A生徒群の方が成績が良い。
・スマホは1時間以内にするべき。1時間以上は成績が伸びていない
・目標を明確にしている方が成績が良い。
・朝食をしっかり摂る生徒の方がずっと成績が良い。朝起きてすぐ光を浴び、朝食を摂って用を足すのが良い。
・朝食喫食率が低いほど、不定愁訴が多い。
・(体育)授業の遅刻や欠席が少ないほど大学受験の結果が良い。
・睡眠は7~8時間程度が最も成績が良い。
さらに、「文武両道を実現する8カ条」も資料で紹介されましたが、大切なことばかりでした。
①朝食を毎日しっかり食べる
②毎朝、排便がある
③遅刻をしない
④学校で眠くならない
⑤体をしっかり動かす
⑥スマホ・ネットは1時間以内
⑦風呂(湯船)に入る
⑧睡眠は7時間しっかりとる
最後には質疑応答の時間も設けられ、複数の保護者からの質問にも答えていただきました。
桐蔭学園では、在校生保護者の皆さま方にこれからも有意義な機会や情報を提供していきます。本日ご来校いただいた皆さま、ありがとうございました。
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