2020年4月より、オンラインHRや授業においてCISCO Webexというツールを導入することが本校のICT委員会(教員組織)で検討され、同月下旬に委員会のメンバーが先行実験として自身のクラスで何回かHRを行ないました。初回は30名程度が参加し,2回目の時点で数名以外は全生徒が接続できるようになりました。5月には全員が参加できるようになっていました。
オンラインHRの流れ(高2P3組の例)は以下の通りです。
・8:28頃から担任が参加者リストを確認します。
・定刻8:30に開始。担任がその日の連絡事項を伝達します。
・生徒による1分間スピーチ(出席番号順なので自身の担当日を生徒はわかっています)。
・担当生徒による1分間スピーチ
・担任による講評
・副担任から、今日の一言
・事前にチェックした出席者の氏名を読み上げて確認後、該当者は順次退出していきます。
・残った生徒の出欠を記録して、その日のHRは終了です。
このメニューで、担任は8:40にはオンラインHRを終了するようにしています。8:45から1時間目のオンライン授業(平日は6時間目まで)が始まります。
オンラインHRをするにあたっては、
・パソコンでアクセスしている生徒もいるので、1分間スピーチをする日以外はカメラがオフでも認めています。
・背景の映り込みには注意しています。Webexの背景ぼかし機能と背景合成機能を紹介し、使用を認めています。
・1分間スピーチについては原則的にカメラをONにしてもらっています。ほぼ全員がカメラをONにしています。
オンラインHRでの1分間スピーチの様子
(今シリーズは「私の高2での抱負」についてしっかり話してくれました)
担任教員からの感想は、以下のようなものでした。
「顔を見ながらHRが出来ていることで、わずかながらでも学校の日常を感じられると思います」
「連絡事項はなるべく事前にロイロノート・スクールで送るようにしていますが、1分間スピーチを受けてのコメントなど、やはりリアルタイムでやり取りすることの有効性を実感しました」
「会議システムを使用していますが、双方向の音声通信はあまり使っていません。一方で、ジェスチャーは使います。例えば生徒に「アンケート答えた人は手を上げて」といった形や、「資料届いた?」などと問いかけると、手で大きな丸を作ったりしてくれます」
「5月にはWebexを用いてほぼ全員と個別面談も行なえました」
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