本日、生物の授業でおもしろい試みがなされました。生物室で顕微鏡を使って細胞の観察をするのですが、クラス全員だと密になるので、クラスを半分に分けて、教室に残るグループは教室で自習です。
この自習がものすごくワクワクするものでした。自習監督は国語科の石川先生です。
自習内容は、テスト範囲すべてについてのクイズ大会。教科書、iPadのロイロ授業、授業レジュメ冊子、問題集、何を使ってもよい。席を散らしてペアを組み、ペアで問題を出し合うもの。まず、10分間、自分で何を問題にしようか考えます。次に、3分間で、ペアの人に問題を出します。クイズの後は、解説も行います。これを全部で6セット。
生徒たちは、とても楽しそうに知識や理解を「外化」していました。単語を答える問題は、その問題文のほうに学びの本質があることが多く、問題をつくることを通して、その教科の言語活動と深い理解に導こうという手法です。学内の研究授業などで提案されてきた方法ですが、今回は、これを自習で、しかも他教科の先生が行ったことが斬新でした。
アイディアは、学年の若手、生物科の藤森先生からでした。このアイディアと、ベテランの石川先生の臨機応変な対応が組み合わさり、大変活気のあるワクワクする自習時間になっていました。
なお、来週は、グループチェンジで、本日、自習したグループが生物室の実験だそうです。
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