今年は7/17から1学期末考査が始まりました。オンライン授業から教室での対面授業(7/1~)に移行して約2週間。オンライン授業の要点をアクティブラーニング型授業で確認しながら、学習を進めてきました。
今日は、【連載・まなびの窓】番外編。子どもたちの考査期間に行われた、先生たちの学びの様子を紹介します。
帰りのホームルームで「さよなら!」の後は、先生たちの学びです。
考査2日目の土曜日の放課後。1年生の先生たちが集まって、考査後の生徒面談でどのように考査をふり返るかのワークショップ(体験を伴う学習会)を行いました。
目標は以下の3つです。
①成績表返却時の面談では、「生徒が話し、教員が引き出し、承認する」イメージを共有する。
②「ふり返り」とは何か。ポイントを具体的に生徒に話すことができる。
③子どもたちが考査ファイルや成績表をみて、ふり返りの観点から話せるようにアシストできる。
まず、学園理事長溝上慎一の著書「学びと成長の講話シリーズ3 社会に生きる個性-自己と他者・拡張的パーソナリティ・エージェンシー」東信堂(抄録)を読んで、理解の確認ペアワークを行いました。
情報を選び取って、自分の言葉で外化する難しさを共有し、生徒の気持ちを味わいました。(つい、テキストに目を落としがちで、相手を見ながら話すのは、結構難しい…)
続いて、考査ファイル(うまくいった科目と、うまくいかなかった科目を記入)を配布する際に、どのように生徒に言葉かけをするかのロールプレイ。
さらに、成績表手交時の面談を想定したロールプレイ。面談の際、つい、教員が助言をしてしまいがちで、教員の話が長くなってしまうことを体感した後、できるだけ短い言葉で、生徒から言葉を引き出す方法を共有しました。
例)オウム返し。最高を100としたら、今回はどれくらい? 本当は何をやりたいと思っていた? など。
面談のロールプレイパートでは、「生徒」を楽しみつつ演じ、お互いに笑顔がこぼれます。「引き出し」の具体例など共有し、お互いに拍手しあってワークショップを終えました。
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