連休明けの5/7(木)から、本格的なオンライン授業がスタートしました。本来の時間割に沿った30分短縮授業の6時間(土曜日は4時間)です。
授業は、ただ視聴するだけではない工夫がどの教科・科目にも施されています。
4/20(月)から「ロイロノート・スクール」を使った双方向型授業を徐々に開始したのですが、「動画視聴+クラスメイト同士のカード提出による意見交換」、「動画視聴+課題提出⇒添削」をはじめ、「配信動画を視聴して終わりではない」ところが、桐蔭学園のオンライン授業の特長です。
学年で行った自由回答のアンケートでは、「ロイロノート・スクール」というアプリを使って、双方向型の授業を行ったことへの驚き、友達の意見をみることの新鮮さなどが記されていました。生徒の声の紹介です。
「桐蔭にいろんな個性あふれる人がたくさんいること! まだクラスメートと会っていなかったので、緊張して月曜日を迎えたけれど、自分たちの意見をカードによって共有したことで、いろんな人が同じクラスにいることが分かり、自分の意見を提出することも怖くなくなりました」
「国語の授業で、物語文を読んで疑問に思ったことを書きだす回がありました。その時に、私は3つの疑問を見つけることができたのですが、次の国語の授業でみんなの疑問を見ると、自分がまったく思いつかなかった疑問がたくさんありました。そこで、みんなと意見を交換し合うと学びが深まっていくことを改めて学ぶことができました」
これらの意見を学年で共有し、「ロイロノート・スクール」を使った双方向型授業がさらに大きく前進していきました。
5月の連休中に「お家でできる理科実験」を宿題とし、レポートをオンラインで提出。土曜日のLHRを使って、レポートの講評会をオンラインで行いました。大切な資質である「他者を巻き込む力」を育成していくうえで、自分がおもしろいと感じることを熱っぽく語れること。「他者」に気づくこと。「他者がいるからこそ、自分の長所を相対的に見られる」ようになることが目標です。
生徒のメッセージカード、ふり返りの紹介です。
「〇〇さんは、アイスクリームのことだけでなく、ボウルのことなど周りのことも書いている」「自分は、もっと具体的に書いたり、周りの様子も書いたほうがいいと思いました」
「〇〇くんは失敗した原因を突き止めといるところがすごい。私は2回失敗したけれど、原因は分からず、結局うまくいく方法を調べたので、いまだに何が原因なのかわかっていない」
「失敗した写真をとるのを忘れて、成功したのだけになっていた。全部あった方がいいと思った」
「ロイロノート・スクール」による双方向型授業の基本形が確立し、6月を迎えました。6月は学校への分散登校が再開されるも、1年生は3回の登校日を設けるのがやっとでした。
しかし、この登校日を経て、さらにオンライン授業・オンラインHRはパワーアップしていきました。
その③へつづく…。
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