7月29日放課後、シンフォニーホールにてグローバルプログラム研究生の高校3年生6名が、研究発表を行いました。新型コロナウイルスの感染防止のため、残念ながら無観客での実施でした。
グローバルプログラム研究生は、2017年10月より、当時の中学3年生の希望者によって、課外活動としてスタートしました。今回発表に挑んだのは、1期生たちです。
彼ら・彼女らは、活動開始から留学生に対し日本文化を英語で紹介したり、校内の行事や先生へのインタビューを英字新聞としてまとめたりして、学会発表をしたりして、英語で発信することに慣れてきました。高校2年生の秋からは、自分たちの研究テーマに必要な文献を読み解いてきました。この活動の集大成として、今年5月にアメリカ東海岸にある本校の提携校へ行き、ヨーロッパとの関係を中心に世界史と学んでいる生徒に対して日米関係を軸に発表を行う予定でいました。しかし、新型コロナウイルスの蔓延により、渡米は断念せざるをえませんでした。それでも研究生たちは別の形での発表を模索し、ここに至りました。
その発表テーマは、『日露戦争でなぜ米国が仲介したか』と『なぜ日本に米軍基地があるのか』です。 発表内容は、提携校・本校双方の担当教員が、日米双方の生徒にとって有益な学びの機会になるように、相談して決めたものです。
実は、グローバルな研究をしているからといって、全員が文系で科目選択で歴史を選んでいるわけではありません。6名の中には、理系が2名、文系4名の中にも歴史を選択していない者が1名います。彼ら・彼女らは帰国子女ではありません。努力を重ね、ここまで上達しました。
発表の様子は、実際に動画をご覧いただければと思います。いろいろと至らない点もあるかとは思います。しかし、母語ではない言語で研究発表に挑み、ここまで成長したのは誇っていいことだと思っております。
###Posted at 2020-07-31 09:00:56. Edited at 2020-08-20 19:11:15.###
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