11月28日(土)、「桐蔭医用工学国際シンポジウム(BME)2020」が開催され、その中でサイエンス・プログラム研究生Ⅱ期生が研究発表を行いました。このBMEとは、桐蔭横浜大学主催の国内外の大学や企業の研究者の方々が医用工学に関する研究成果を発表する場であります。例年はメモリアルアカデミウムで開催しておりますが、今年度は新型コロナウィルスの影響によりオンラインによる開催となりました。
Ⅱ期生は高校男女2年生、および、中等教育学校5年生の総勢8名で構成されています。各自が今年の2月から桐蔭横浜大学のそれぞれの研究室に所属しており、そこから研究がスタートする予定でありました。しかし、新型コロナウィルスの影響により生徒達は休校となり、大学も受け入れの体制を整えるのが難しく、実際に大学で研究を始めたのは8月末となりました。そのため、実質1~2か月で研究および発表準備を行う形となり、非常にタイトなスケジュールとなりました。そして、本日、その研究成果の発表の場であるBMEを迎えました。Ⅱ期生は、大学院生同様、英語でポスターを作成し、英語で発表を行いました。昨年と違い、オンラインによる発表であり、傍聴する人の前で話すのではないので緊張も少ないとは思いますが、それでも皆真剣な面持ちで一人一人順番にPCの前に座り、発表に挑みました。発表は英語で行い、発表後の質疑応答も英語による質問でした。それに対し、流暢に答える生徒や、たどたどしいながらもしっかりと英語で答えようとしており、いつもの笑顔とは違う、真剣なまなざしが印象的でした。そして、発表後に控室に戻った時には、皆で拍手で迎えました。その表情は達成感と安堵に満ちておりました。最後に、大会委員長のパラシオス氏からBME参加賞の賞状を受け取り、それを手にしたみんなの誇らしげな表情は勇ましくも感じました。
サイエンス・プログラムでは、このBMEでの発表をひとつの目的地としており、それが終了し、一区切りを迎えることができました。あとは3学期に論文にまとめた上で、サイエンス・プログラム研究生の活動は完全に終了となります。最後まで、やり切ってよい論文を仕上げてほしいと思います。
最後となりましたが、当日の発表を見て下さった先生方、この発表に達するまでにご尽力いただいた先生方、大学の先生方、運営の方々、関わりを持ってくださったすべての方に、心より感謝申し上げます。
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