12月12日(土)に中等教育学校の「入試体験会・入試説明会」が行われました。レポート第2弾は「入試説明会」の様子をお伝えします。
入試説明会は学校説明会と異なり、入試問題についての説明やその出題傾向と対策についてお話しする会です。
受験生が教室で入試体験をしている間、保護者の方1名に限定してシンフォニーホールで入試説明会に参加していただきました。
最初に、岡田直哉校長より挨拶がありました。冒頭で岡田校長は、「桐蔭学園の『新しい進学校のカタチ』」についての話、その後保護者の方々に対してメッセージを送りました。
「私は毎年、入試の当日はシンフォニーホール前で受験生と保護者の方の様子を見るようにしています。それは、受験室へ向かうお子様を見送る保護者の方を拝見していると、気持ちが揺さぶられるからです。今まさに自立しようとしているお子様を、頼もしくも不安な、また嬉しくもほろ苦い想いでご覧になっていることが痛いほどわかるのです」
「お子様の自立を促すということは、お子様の成長をサポートするバトンを他の人に手渡すということでもあります。どうぞそのバトンを、私たち桐蔭学園に託してください。6年間責任をもって、お子様の自立をサポートいたします。お子様が生きるのは先の見えない社会です。そのような社会では、鋼のような強さよりも『しなやかさ』が求められます。桐蔭学園での学びを通じて、次の時代を生き抜く『しなやかさ』を身につけてほしいと願っています」
その後、各教科等の担当者(国語・社会・理科・英語・AL入試・算数)が入試問題の傾向と対策について説明をしました。※国語の説明は、著作権法上の問題から公開を控えさせていただきます。
最後に、入学試験の概要と入試当日の動きについて説明をしました。熱心にメモを取る保護者の方も多く、入試本番が近づいていることを感じる光景でした。
説明会終了後、入試体験を終えた受験生たちが監督教員の先導でシンフォニーホール前方入口から入場してきます。今年は密を避けるために時間差をつけてホールに誘導しました。
2月の入試においても、密を避けるために時間差をつけて受験生を誘導する予定です。その日の最後の試験終了後、下校までに若干の時間を要することが予想されますが、どうぞご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
最後に、岡田直哉校長から保護者の方へのメッセージです。
「中学受験はお子様の幸せを願って決意されたはず。ではお子様の幸せとは?───自己肯定感をもって成長していくことだと思います。そのためには、どうかお子様を褒めてあげてください。受験を終えたお子様に「頑張ったね」「頼もしいよ」の一言を、心を込めてかけてあげてください。本当にその一言で十分です。お子様の頑張りを最も近くでご覧になってきた保護者の方だからこそ、その一言で十分お子様に「想い」は伝わるはずですから」
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