桐蔭学園では、「自ら学び続ける力」を身につけることを目指し、高校においては1・2年次に週1回「未来への扉」(通称:みらとび)という探究の授業を受けて、自分自身の研究を進めていきます。入学から2か月ほど経ちましたが、ここまで探究の基本スキルの学習に取り組んできた生徒たちは今、秋から所属するゼミガイダンスを受けています。
「みらとび」では、はじめに課題設定、情報収集、情報の整理・分析、まとめ・発表、ふり返り、課題再設定といった「探究のプロセス」における基礎的なスキルや、分析方法、問題解決方法などを学びます。
そして2学期の途中からは各20名ほどのゼミに分かれて、生徒一人ひとりが自分の研究テーマを見出し、問いを立て、探究していく段階に進みます。1学期も後半となって、そのゼミを選ぶためのガイダンス授業が始まりました。
生徒たちは事前に、ゼミ名・担当教員・ゼミの特徴がまとめられたプリントに目を通しています。そのプリントを見ながら、担当者からのメッセージ動画を視聴します。
こちらは「日本語・物語ゼミ」。
こちらは「観察マルチゼミ」の紹介動画。ランドマークタワーが陽光で燃えているかのよう。桐蔭学園から「観測」できるのは1年のうちほんのわずかです。
ゼミには、「都市計画ゼミ」「教育学ゼミ」「地域研究ゼミ」といったテーマの明確なゼミもあれば、「人文・社会ゼミ」「サイエンスゼミ」「マルチゼミ」など、幅広くテーマを立てられるゼミまであります。
動画視聴の後に「探究課題発見シート」に取り組みました。さまざまな角度から自分の探究テーマを考え、そのテーマを追究するのに良いゼミを線で結び付けていきます。
ペアワークで他の人からも意見をもらいました。決めるのはあくまで自分ですが、自分だけでは気づかなかった角度からの指摘に、対話が盛り上がります。
「みらとび」での探究活動を通じて、進路や将来の方向性を見出したという卒業生がたくさんいます。生徒がライフワークの種を発見すること。これも「みらとび」授業で桐蔭学園が目指していることです。
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