2/11(祝)、高校入試を実施しました。前日から当日にかけての降雪予報により、念のため試験開始時刻を4時間繰り下げての実施です。受験生の皆さんには余裕をもって登校していただけたかと思います。
朝7時ごろの桐蔭学園の様子。グラウンドの一部にはうっすらと雪が積もっていましたが、試験への影響はありません。
受験生の皆さんの通り道には融雪剤をまいておきました。
また、急遽、E棟食堂を昼食がとれる場所として用意しました。暖かくして受験生の皆さんをお迎えします。
〇桐蔭を受験してくださった中学生の皆さんへ
今から20年後、どのような社会になっているでしょうか。今以上にグローバル化が進み、人工知能(AI)の技術も進歩することでしょう。
しかし、将来どのような社会になるか、正確には誰にもわかりません。ただ、唯一はっきりとわかっていること──それは「今とは違う社会」になるということです。
中学生の皆さんは「今とは違う社会」を生きるのですから、現在の価値観やそのもとで形成されたスキルばかりに頼っていてもあまり意味はありません。
どんな変化にも対応できる力を手に入れることが大切なのです。私はこの力は「しなやかさ」だと思っています。
次の時代を生き抜くために必要な力(「強さ」と言ってもよいかもしれません)は、「鋼のような強さ」ではなく、「しなやかさ」だと思うのです。
自分の中の「しなやかさ」を育てるためには、多様性を理解すること。そのためには、多くのことを経験し、多くの人と接することが大切。
多くの人の話をよく聴いて、その人に自分の考えを伝える──これが自分の世界を広げ、多様性を理解することにつながります。そう、間もなく中学校を卒業する皆さんが、コロナ禍によって今まであまりできなかったことです。
どうか高校では多くのことを経験し、多くの人と接してください。そして、自分の「しなやかさ」を育てていってください。
小さな金魚鉢に入れられた金魚は小さいまま、大きな金魚鉢に入れてあげると大きく成長するそうです。高校では、ぜひ自分の世界を広げていってください。
公立高校の受験を控えている皆さん、体調を万全に整えて頑張ってください!
桐蔭学園高等学校
校長 岡田直哉
mail koho@toin.ac.jp
TEL 045-971-1411(代表)