桐蔭学園中等教育学校では、近隣の鉄町内会の協力を得て、里山保全の一環としてタケノコ掘りを実施しています。地域連携企画の一環としてのアフタースクール企画(放課後に行う部活動を含むさまざまな自主参加企画の総称)です。今年は、新入生を中心に生徒100人以上、町内会から30名の参加をいただき、学園敷地内の里山散策とタケノコ掘りを楽しみました。
学園の植栽専門家である安西さんを講師に、タケノコの根っこの仕組みと、上手な掘り方を習います。鉄町内会の金子会長からは、タケノコを掘った後、穴を埋めることも竹やぶ管理のポイントであることを教えていただきました。町内会役員のみなさまからも、タケノコ掘りのコツを伝授していただき、いざ竹やぶへ!
すぐに、タケノコが見つかりました。何本も何本も、地面から顔を出しています。とはいえ、なかなか根っこまで掘れません。根っこの下から掘り出すには、かなりの力が必要です。みんなで協力して、スコップを地面にさしていきます。
学園は里山のなかにあります。校舎の裏には竹やぶが広がるのですが、本来、竹はもっと伐採しなければならないもの。美味しいタケノコが生えるのは、傘をさして人が歩けるくらい、竹の間隔があいている必要があるのだそうです。さらには、桜やクヌギなどを含めた里山の植生保全のために、竹をもっと間引きする必要があるということです。鉄町内会との地域連携企画では、大都市郊外の里山環境の再生を目指しています。
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