「運が悪かったと思ってあきらめなさい」──思いどおりに事が運ばなかった際、このような慰めの言葉をかけられることがあります。
しかし、この言葉は本当に慰めになりうるでしょうか。
私は「運が悪かったね」などと言われても、絶対にあきらめきれません。なぜなら、「運」というものは自分の力ではどうすることもできないものだからです。自分の力ではどうにもできないものによって雌雄が決したとなったら、私はあきらめきれないのです。
上手くいくか否かを決めるのは、100%自分の力だと思っています。上手くいったら自分の力が届いたということ。上手くいかなかったら自分の力が足りなかったということ。このように思いたいのです。
ただ、そんな私でも毎年正月には初詣に行きます。それは、自分への決意表明をすることが目的です。「今年も1年、頑張るぞ!」と自分に誓いに行くのです。
受験が近づいてくると不安にもなるでしょう。その気持ちはよくわかります。
でも、考えてみてください。その不安は、今まで準備してきたからこそ感じているのではありませんか。
もともと準備をせず、上手くいく可能性などなければ、どだい不安など感じるはずはありません。今、皆さんが不安を感じているならば、それは今まで準備してきた証拠です。上手くいく可能性が高まってきたということなのです。
ですから、今、不安を感じている皆さんは、むしろ「しめた!」と思ってください。「自分は前進しているんだ!」と信じてください。
桐蔭学園高校の入学試験は2/11に行われます。体調を万全にして、当日は元気にお越しください。
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