2017年4月に岡田校長が就任して半年が経過しました。いま「校長として感じること」を率直にー 岡田直哉校長のインタビュー、3回連続掲載の第3回目です。
―校長として過ごしたこの半年、印象はいかがですか
一言でいうと桐蔭学園は様々な引き出しがあるな、ということを実感しました。今まで私はある部署に所属する一教員であったので、その部署を中心に桐蔭学園を見ていました。
しかし、校長という立場に立って全体をまんべんなく見るようになると、様々なコンテンツが桐蔭学園にはそろっていると改めて実感しています。
―生徒との関係は変わりましたか
自分自身は全く変えているつもりはないのですが、おそらく生徒は「校長先生だ」という特別な目で見ていることでしょう。私としては生徒が抱いている「校長先生」という固定観念を変えていきたいと思っています。
時間のある時はなるべく校舎を回って生徒の様子を見たり、生徒に声をかけたりしています。生徒がどのように私を見ているかわかりませんが、私は校長先生というよりはむしろ今までの「岡田先生」というふうに見られるように意識しています。
―この半年、新たに新たに発見したことはありますか
その月に誕生日を迎える中学・中等の1年生と毎月カレーランチ会を実施しています。高校で教えることが長かったので、中学1年生と接するのは久しぶりです。カレーランチ会は4月から7月、そして夏休みを挟んで9月に行いました。
夏休みを挟んだ9月のカレーランチ会でびっくりしたのは、みんな大人っぽくなっていたことですね。中学の先生にとっては当たり前なのでしょうけれども、夏休みを過ぎた中学1年生がどれだけ大人っぽくなるのかということを、カレーランチ会だけですが、改めて実感しました。
4月から7月まではまだ小学生が中学生の服を着ているというイメージだったのですが、夏を過ぎたら彼らは本当に中学生らしくなって、非常にたくましくなり頼もしく思いました。生徒の成長は教師の喜びです。
-桐蔭学園に対する外部からの期待は感じますか
本当に大きな反響をいただいています。5月のオープンスクールでは、何人かの参加者の方から「校長先生ですか?」と声をかけられました。当時学校説明会等で校長として話をする機会はまだありませんでしたので、受験生の保護者の多くはホームページの写真をご覧になっていたのだと思います。
ホームページを熱心にご覧になっているのはなぜかなと思って話をしてみると、「自分の子どもはまだ5年生ですが、共学化すると聞いて急遽オープンスクールに来ました」と。そういう方が何組もいらっしゃいました。
この反響は大きいなと感じましたが、特に女子児童の保護者の方が多くなったという印象があります。女子の小学校5年生以下の方には特に大きな反響があると感じました。
中学3年生の受験生に関しても、いままでは別の学校を考えていたけれども、共学化すると聞いて桐蔭学園を受験しようと思うようになったと。これは公立中学の先生から伺った話です。本校に対する期待を肌で感じています。
ー校長先生として、教員生活で大切にしていることを
「闊達」という言葉が好きです。自由闊達の「闊達」ですが、固定観念に縛られることなく、広い態度で様々な事を考え接していきたいというふうに思っています。ですから、精神面での「闊達」というものを私は今でも座右の銘として考えています。
今生徒に語りかける場面というのは授業以外では朝礼で話をしたり、入学式で話をしたりする場に限られています。そういうところで生徒に「あー、また校長先生の話かよ」みたいなつまらない話はしたくないと思っています。
ですから、朝礼などの原稿は練りに練っています。話の面白さが生徒に伝われば、と思っています。嬉しかったのは、夏休み前の朝礼の後、男子高校の生徒が何人かすれ違い様に「先生感動しました」みたいなことを言ってくれたことです。
こういった校長訓話が出来ればと思っていますが、これも自分の頭の中に「闊達」という言葉があって、ステレオタイプ的な校長訓話はしないように心掛けているからです。
やはり生徒が「校長先生好きですよ」と言ってくれるのが私の喜びです。別に生徒に好まれようとしてきたわけではありませんが、「岡田先生好きですよ」と言ってほしいと常に思って生徒と接してきたつもりです。
今後も同じように、「校長先生好きですよ」と生徒が言ってくれれば最上の喜びです。
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