5月8日(火)の放課後に、高1スタンダードコースの希望者を対象としたトランジションゼミ(通称「とらゼミ」)がスタートしました。
このゼミは、本校のアフタースクール(放課後の様々な活動の総称)の一環として行われ、桐蔭学園の教育顧問である溝上慎一先生(京都大学教授)がオーガナイザーを務めています。
「トランジション」の日本語訳は「移行」で、このゼミの主旨は「高校→大学と学び、社会に出て力強く生きていくという流れをスムーズに行える力を育成する」です。
「トランジション」の学術的見解については、溝上慎一教授のサイト「溝上慎一の教育論」をご参照ください。
溝上先生からの約束は、「思ったことを何でも言える場に」「みんなで上に上がっていく」「絶対に人を冷やかさない」というものです。
これは、建設的な議論、意見交換をする時に必須であり、本校のアクティブラーニング型授業でも語られる内容です。
まずは各自の自己紹介から。一人ずつ前に出て話していきます。
「人の役に立つ仕事がしたい」「世界で活躍したい」「このゼミを通じて自分の夢を見つけていきたい」等々――ゼミを希望した理由は様々です。
溝上先生は、絶妙のタイミングで質問や突っ込みを挟み込んでいきます。和やかな中にも真剣なやりとりが行われました。
そして、最初の活動として「この教室を活動しやすい空間にするには?」というテーマでグループワークを行いました。1回目なので、アイスブレイクも兼ねています。
最後に各グループから1名ずつが前に出て発表です。最初の自己紹介の時と較べると、ずっと表情が豊かになっているのがわかります。
この「とらゼミ」は、週に1時間行っている探究授業(「未来への扉」)のアフタースクールバージョン、言ってみればクラブ活動的な位置づけです。
一生涯、主体的・能動的に学び続ける力を、楽しみながら身につけてほしいですね。
mail koho@toin.ac.jp
TEL 045-971-1411(代表)