4月に行われた遠足の中で女子高2は鎌倉に行き、見学は「SDGsを視野に入れた、鎌倉観光PR動画を作成する」というテーマで行われました。
単に観光地に言って面白かったということではなく、これからの観光地のありかたとして持続可能性という角度からの探訪は、生徒たちにとっても遠足を意義深いものに感じさせたと思います。
SDGsの目標12『つくる責任つかう責任』のb.「地域に仕事を生み出したり、地方の文化や特産品を広めるような持続可能な観光業」に対して、フィールドワークを通して「鎌倉における持続可能な観光」についての具体的な方策を考えることを目的としました。
この遠足は秋に予定している修学旅行の事前学習の意味もあり、班ごとに探訪場所・コースを決めて、事後に動画編集まで行いました。さらに各班の動画を皆で鑑賞してコンテストを行いました。
優勝した班の作品については「SDGsのテーマに沿った動画!編集も上手」「テーマにきちんと向き合った作品です」「いくつかのSDGsの目標を取り上げ、それについて写真や言葉で分かりやすく説明しているのがすごいと思った。フォントなどもこだわっていて良いと思った」等のコメントが寄せられました。ほかの作品についても、「レトロ風の映像が鎌倉の雰囲気に合っている。テロップもgood!」「素敵な写真に入っていたSDGsの目標を表すマークやコメントが効果的でした。音楽の選択もよかったと思います」など、細かくしっかりと鑑賞した感想がたくさんありました。
この実践を通しての生徒の感想(抜粋)は以下のとおりです。
SDGsをテーマに街歩きをしたことについて。「SDGsを意識しながら観光することで、今までだったらあまり気にしていなかった些細なことが見えてきて、いい体験だったと思いました!」「改めて土地の魅力を知ることができた」「みんながもっとSDGsの取り組みを意識し、すべての人が観光を楽しめる街づくりをしていけたらいいと思う」「歴史や伝統のある鎌倉でそれを守りつつ、持続可能で地球に優しい社会をつくることを目指していることを知った。そして私たち高校生はこのような機会を通してSDGsについてもっと深く知り、傍観者になるのではなく発信し続けていかなければいけないと思った」
動画作成したことについて。「鎌倉の古都としての風格とSDGsへの取り組みのどちらの魅力も取り入れられるように作成した」「編集をしているところを見たとき、撮ってきた動画と写真を組み合わせるときにバランスが難しそうだった」「SDGsのための鎌倉市の活動を、どうしたら上手に、動画の雰囲気を保ちながら伝えられるか考えるのが難しかった」
難しさを感じながらも、いい体験ができたようです。秋の修学旅行も、実り多いものになるよう計画中です。
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