高校の英語の教科書に“Grandfather’s Letters”という章があり、生徒たちはその話にゆかりのあるチャールズグラマルディ氏と交流する機会を持ちました。
氏の曽祖父のソーンヒル卿が孫たちに送った絵手紙が、受け取り手の孫(グラマルディ氏の母)の死後に発見され、それをまとめたのがグラマルディ氏です。
第一次世界大戦中に孫を怖がらせないよう、また自然や社会に興味を持つように配慮された絵手紙は、相手を想う心の表し方や、また戦争という時代の家族の絆について考える教材です。高2女子にとっては、来月に長崎への修学旅行を控えた時期の、平和学習の意味もありました。
ご本人は残念ながらご家庭の都合で来日できませんでしたが、コーディネーターの松任谷愛介氏がビデオレターとグラマルディ氏所蔵の絵手紙をお持ちくださいました。
生徒からは日本文化の紹介等をこちらもビデオに収め、和やかな交流会となりました。最後に学年生徒全員が書いた手紙を松任谷氏に託しました。授業の学びが見える形となって世界に広がることが実感でき、よい経験となりました。
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