8月23日から26日にかけて、中等教育学校3年生は「職場訪問・研修」を行いました。
これは、卒業生が働く職場を6人前後のグループで訪問して体験する行事です。8月26日(金)中等3年の15名(3グループ)は、東京都江東区豊洲にある株式会社NTTデータ本社を訪れました。
生徒たちは、夏期研修期間を利用して訪問する会社について事前学習を行います。会社の規模や所在地、業務内容などについて、会社の公式サイトなどを見て研修ノートに書き出しておきます。また、その内容をもとに質問事項も考えておきます。
当日駅に集合した生徒たちは、NTTデータ本社の受付へ向かい、入館証を受け取ります。大企業の正面受付の雰囲気に、生徒は少し緊張気味でした。案内されたのは「INFORIUM豊洲イノベーションセンター」。最新の技術を駆使したデモンストレーションを体験できる施設です。
まずは会社の紹介ビデオを見て業務の概要を理解します。その後、デモ体験コーナーで最新の技術を実際に目で見て、手で触って体感します。最新式の音声認識ロボットや、医療用の電子カルテなど、様々な技術を体験することができました。
その後、卒業生との対話の時間です。生徒たちが事前に用意した質問に対して、卒業生の方々は真摯に丁寧に答えてくださいました。また、現在の仕事内容についてだけでなく、自身が中学生・高校生だった頃を振り返って話をしていただき、生徒たちにとって貴重な体験談を聴くことができました。
今回担当してくださった卒業生の方から、「生徒の皆さんから鋭い質問がいくつも出てきて、さすがだな、よく研究してきているな、と感心しました。バーチャル・リアリティや人工知能、ロボットなど技術が広がりつつあるので、生徒の皆さんにとってもより身近になったのではないかと思いました。ロボットが浸透したら人間の職業がなくなりますか?という質問もあり面白かったです」という感想をいただきました。
昨年度から桐蔭学園で行われているアクティブラーニング型授業では、「社会につながる学習」という視点を重視しています。この行事は、現在学習している内容やその姿勢が、どのように社会と繋がっていくのか、生徒自身が主体的に考える貴重な機会となりました。
社会の最前線で活躍する卒業生の話を聞いて、生徒たちは自身の具体的な将来像をイメージすることができたのではないでしょうか。卒業生の皆様ご協力ありがとうございました。
この模様は、地域情報紙タウンニュース(青葉区版)でも記事としてご紹介いただいています。
生徒たちは20か所の職場から1つを選んで訪問させていただきましたが、その訪問先のうち東京工業大学でのようすが紹介されています。
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