春に高2(等5)で開かれた生徒向けのキャリア講座が、9月から10月にかけて等4と高1で開かれました。
まず、本校の教育顧問である溝上慎一京都大学教授からのキャリアデザイン(将来設計)に関する話で始まりました。「将来どんな大人になりたいか(ライフキャリア)」と「どんな仕事をしたいか(ワークキャリア)」を意識しつつ、社会性に加えて資質や能力の育成を図っていくことの重要性が語られました。「将来の見通し(フューチャーライフ)」を持ち、それに向かって何を頑張ったらいいかを「理解」しそれを「実行」すること(プレゼントライフ)が大切だとの話には、生徒たちは大きく頷いていました。大学・社会(仕事)で求められる「個」と「協働」についても、予習や授業内での「個」の学習⇒ペアワークやグループワークによる「協働」⇒「個」としての振り返りというサイクルの中で展開されている本校のアクティブラーニング型授業が日常である生徒たちにとっては、それらを通して資質や能力を育ててもいるという話は大いに自信となったことでしょう。
続いて、産業能率大学経営学部の荒井 明准教授が、生徒たちに語りかけてくださいました。人生に4回訪れると言われるトランジションのうち初回の18~25歳まであと2~3年の彼らに対し、未来プランを可視化するすすめや「速く歩きたければ一人で歩け。遠くまで歩きたければ、誰かと一緒に歩け」というアフリカの諺の紹介は、生徒たちの心を揺さぶったようです。
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