インタビュー「フロントランナー」
2016.05.20 (金)

「旬」の人に聞く インタビュー「フロントランナー」Vol.1 第1回

2016年、東京大学初の推薦入試が行われました。中等教育学校の岡野源くんが見事合格しました。入試当日のこと、高校生活の中心であった模擬国連部の活動など、3回にわたってインタビューをお届けします。

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第1回 東大の推薦入試について

― 東京大学推薦入試合格おめでとうございます。

ありがとうございます。

― 東京大学を目指すきっかけとなったものは

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学校のレベルの高い集団の中で勉強していくうちに、徐々に東大に対する思いが芽生えてきました。決定的だったのは、中等5年生の時に模擬国連世界大会の出場が決まり、自分の力をさらに高いレベルで試してみたいと思ったことです。また、模擬国連部の活動で東大の学生の方と関わる機会があったのですが、人間的に尊敬できる方が多く、適切なアドバイスをいただくことも多くありました。ですから、東大は自分が成長することができる場なのではないかと感じていました。

― 推薦入試に出願した理由は

一般入試でも受験する予定でしたが、世界大会で準優勝にあたる優秀賞をいただいた時に、この実績がどう評価されるのかを知りたくなり、チャレンジの意味をこめて推薦入試への出願を決めました。

― 準備で大変だったことは

志望理由書を書くにあたって色々な方の意見を聞いたのですが、自分の強みをどう表現するかに多くの時間を割きました。

― 理系コースに所属していたにもかかわらず、法学部に出願した理由は

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理系、文系、どちらの進学先にも自分のやりたいことはあったのですが、模擬国連部の活動の中で「法」に関して勉強する時間が多く親しみを感じていたので、最終的に法学部に出願することにしました。

― 当日の試験の様子を教えてください

当日は、6人1組で1時間のグループディスカッションと、15分間の個人面接がありました。グループディスカッションの議題は「難民問題」でした。「架空の国の難民問題について3つの解決策があるが、それぞれの策の効果と限界について言及したうえで、最終的に1つの案にまとめる」という議題です。僕は模擬国連世界大会でシリア大使として活動して、内戦や難民問題については知識もあったので、その経験を活かして発言をすることができました。

― 議題を聞いての感想は

「運がよかった」と思いました(笑)

― 自分が評価されたと思う点は

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常に相手の発言に耳を傾けながら自分の主張を述べていけたのが評価されたのではないか、と思っています。ひとりよがりの主張にならず、相手の意見を引用しつつ自分の意見を述べることができたと感じています。

 

 

全国で77人という狭き門の推薦入試を突破して見事東大合格を勝ち取った岡野くん。第2回では本校で青春を燃やした模擬国連部の活動へと迫ります。

###Posted at 2016-05-20 17:07:49. Edited at 2016-05-22 08:57:51.###

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