「伊曽保」って誰のことかわかりますか?

 今年から幼稚園では絵本の時間がはじまりました。小学校は昨年度から読書の時間がはじまっていますね。みんなにたくさんの本を紹介したいので、図書室からもどんどん情報を届けていきたいと思っています。
 さて、小学校も幼稚園もオンラインプログラムが毎日配信されています。先日、幼稚園でも絵本の時間の配信がありました。その時に先生が「ウサギとカメ」のお話を読みました。これは、「イソップ物語(寓話)」のお話です。さて、今日の記事の題名の漢字、分かりましたか? そうです、伊曽保と書いてイソップと読みます。
 以前の記事でも少し紹介しましたが、イソップは約2000年前にいた、アイソポスという人のことです。ただ、現在に伝わるお話の中にはイソップが書いたものではないものも多く混ざっているそうです。なぜそんなことになったかというと、イソップのお話があまりに有名になり、そういったお話はみんなイソップ物語にまとめられたからだそうです。つまり、イソップ物語は「イソップが書いたお話」をまとめたものではなく、「世界の有名な面白いお話」をまとめたもの、ということですね。
 有名どころでは
 ・ウサギとカメ
 ・アリとキリギリス
 ・北風と太陽
 ・王様の耳はロバの耳
 などがありますね。どれもどこかで一度は聞いたことがあるお話なのではないでしょうか?
 2000年も前の子どもたちと今を生きる皆さんが同じお話を聞いて楽しめる……。本の素晴らしさの一つだと思います。知らないお話があったら、ぜひ、読んでみてくださいね!