今日は、小学校の先生たちからのおススメの本のご紹介です。今回紹介した本は、先生たちが家で自分のお子さんに読み聞かせをしている本です。どの本がどの先生の紹介かな?なんてことを想像してみても楽しいですね!今日は、2冊をご紹介します!
「へんてこもりシリーズ」
高楼 方子(たかどの ほうこ)作・絵 偕成社
『ヘンテ・コスタのもり』
「へんてこもり」と呼ばれるようになった森では、本当にへんてこなことが起こります。しりとりの続きが思いつかなくて「まるぼ!」と適当に言ったら、本当に「まるぼ」という名前のヤカンの形をした生き物が出て来たり、歌を歌ってスキップしないと「コドロボー」につかまってしまったり 読んでいて、次は何が起きる…のかな、とわくわくどきどきします。また、文章全体にユーモアが散りばめられていて、どの場面を読んでもくすっと笑いがこみあげます。
登場人物の会話や歌が面白いので、友だちと再現して楽しむのもよいと思います。
やあ、ぼくはまるぼ!ヤカンもく、マルヤカンか、マルボというのが、どうぶつがくしゃによる わたしのぶんるい。だから、みたかんじ、ヤカンににているかも。ぼくがいるのは、へんてこもり。へんてこもりでは、まいにち、おもしろい へんてこなことが おきるんだ。みんなも、あそびにおいでよ。たのしいなかまが、たくさんいるよ。よくきてくれるのは、そらいろようちえんの4人のともだちなんだ。このまえも、その4人と、しりとりをしてあそんだばかり。こんどは、なにをしようかな。
『そらまめくんのベッド ≪こどものとも≫傑作集』
中屋 美和(なかや みわ)作・絵 福音館書店
自分のベッド(殻)が一番大好きなそらまめくん。たくさんのお友だちがそのふわふわのベッドに寝かせてよ、とお願いしにくるのですが、色々と理由をつけて貸してあげられません。
そんなある日、そらまめくんの大事なベッドがなくなってしまって…。
自分のことしか考えられなかったそらまめくんですが、大事なベッドがなくなって、友だちに優しくすることの良さに気づきます。お友だちに優しくなれる本です。
このお話はシリーズになっており、続きの話もあります。
みんなの たからものは なに?ぼくの たからものは ベッド。くものように ふわふわで わたのように やわらかい。よく ねむれるから、あさも すっきり おきられるよ。たからものだから、だれにも かしてあげない。ぼくだけの ベッドだもの。でも、その たいせつな ベッドが、なくなっちゃったんだ!!みつからなかったら どうしよう… 。
さあ、どの先生の紹介か分かったかな?明日ももう2冊ご紹介します。お楽しみに!