夏休み名作紹介6

 今日の作品は「ハイジ」です。聞き覚えがある人が多いのではないでしょうか。そうです、去年のホール行事でハイジの劇を見ましたね!そのハイジです。
 大まかなストーリーは劇の通りですが、もともとの小説は出版社によっては上下巻に分かれるほどの大作です。もちろん短くした本もたくさん出ているのですが、ここはぜひ、できるだけ原作通りに書かれている本を読んでもらいたいと思います。なぜならば、短くまとめたものでカットされているのはハイジがつらく苦しい時間を過ごしているところが多いからです。
 みんなが楽しんで読めるように、そうした本は面白いところだけを取り上げることが多いです。それがすべてダメとは言いません。昨日紹介した「ニルスのふしぎな旅」などはあまりにも長いので、短くまとめている出版社が多いです。ですが、「ハイジ」に関してはそのハイジがつらかったところを飛ばしてしまうと、なにがそんなに辛いのか、なぜ山に帰ってあんなに喜んだのか、なぜクララとあれほど仲良くなれたのか、などがよく伝わらないと先生は思っています。
 劇を見て大体のあらすじは知っている皆さんだからこそ、本では完全に近いものをぜひ選んでみてください。
 舞台はみなさんご存じのとおり、スイス(ドイツにも行きますね)ですね。作品にもよく出てくるチーズですが、スイスで有名なチーズにラクレットというチーズがあります。このチーズはよく伸びるので、ハイジを読んだらぜひこのチーズを温めてパンに乗せて食べてみてくださいね!
 ちなみに今日は8月12日。8(は)1(い)2(じ)でハイジの日だそうですよ!