今日は何の日?その4

キリリン図書館ニュースでは、これまでに何度か今日は何の日かを伝える記事を書いています。前回は9月1日、防災の日をご紹介しました。
では、今日、9月9日は何の日でしょう?実は今日は大きな節目の日です。他の日は有名なのに、あまりこの日は知られていない、そんな日です。
同じグループには3月3日、5月5日、7月7日があります。何のグループかわかりましたか?
そう、今日は、節句です。季節の移り変わりを感じ、お祝いする日なのです。3月3日の桃の節句(ひなまつり)、5月5日の端午の節句(子どもの日)、7月7日の七夕の節句(たなばた)は有名ですが、この9月9日はあまり知らない人も多いのではないでしょうか。

9月9日は重陽(ちょうよう)の節句といいます。9という数字は陽の数字、とてもおめでたい数字といわれていました。その陽の数字が二つ重なるから重陽。とてもおめでたい日だと言われています。
昔のカレンダーでは菊の咲く季節であったことから、別名は菊の節句とも(今は菊が咲くのはもう少し先の10月ごろですね)。菊を飾ったり、菊の花を料理に使ったりしたそうです。「え?花なんて食べられるの?」と思った人もいるかもしれませんね。お刺身などに黄色いたんぽぽのような花がのっていること、ありませんか?あれが菊です。食べたことがある人もいるかもしれませんね。

新型コロナや大雨、台風や遠出がなかなかできなかったりなど、なかなか気持ちが明るくなることが少なくなってしまっているかもしれません。でも、今日はとてもおめでたい日ですので、気持ちが少しでも明るくなることを願っています!

菊について詳しく知りたい人は、この本を読んでみてね!
「キクの絵本」かみむらはるか 農山漁村文化協会 2001年3月
キクの絵本